FAQ
- Q
バイク等の乗車用ヘルメットの規格は有りますか?
- A
いわゆるヘルメットの規格としては、下記のものがあります。
- JIS T8131:1990 産業用安全帽(Industrial safety helmets) 改正審議中
- JIS T8133:1997 乗車用安全帽(Protective helmets for vehicular users) 改正審議中
- JIS T8134:1995 自転車用安全帽(Protective helmets for bicycle users)
- ミニバイク、自動車レース等で着用するヘルメットは、JIS T8133 に規定されています。
- JIS T8133 では、用途に応じた下記のヘルメットが規定されています。
-
- 形状
- A種:ハーフ型、セミジェット型
原付、125cc以下、通常の4輪乗車時向け
- B種:セミジェット型、ジェット型、フルフェース型
自動二輪向け
- C種:ジェット型、フルフェイス型
自動二輪、競走用自動二輪、競走用4輪向け
- 三種の違いは、規定の試験方法で衝撃を与えたとき、A種に比べ
B,C種の方が頭部に加わる衝撃加速度が小さくなる(より安全)ような仕様になっている
必要があるようです。
- Q
最近改正の動きがあると聞きましたが。
- A
JIS T8131,8133 は改正審議中で、2000年春に改正版が発行されると思われます。
T8134 については動向を把握していません。
- 改正情報(標準化ジャーナル 2000年2月号 p.24より)
- T8133 乗車用安全帽 改正案
- Protective helmets for drivers and passengers of motorcycle and mopeds
- この規格は、サイドカー付きあるいはなしの自動二輪車及び原動機付自転車の運転者及び同乗者のための乗車用安全帽について規定したものであるが、最近の生産及び使用の実態をふまえて、規格内容の充実を図るために改正を行うものである。
- 主な改正点は、次のとおりである。
- 安全性を更に高めるために、衝撃吸収性能について、対応国際規格又は外国規格を元に規定を強化するとともに、EN規格案に盛り込まれているロールオフ試験(安全帽の脱げにくさ)を新たに規定する。また、日本国
内で広く普及しているハーフ形及びスリークォーターズ形の安全帽について、一部規定を強化して附属書で規定する。
- 基礎として用いた国際規格の番号及び同等性記号 なし
- ICS: 13.340.20
- T8131 産業用安全帽 改正案
- Industrial safety helmets
- この規格は、飛来物又は落下物に対する産業用安全帽の物理的及び性能的な用件等について規定したものであるが、最近の生産及び使用の実態をふまえて、規格内容の充実を図るために改正を行うものである。
- 主な改正点は、次のとおりである。
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- 対応国際規格又はEN規格に規定されていない適用範囲(高電圧電気絶縁性安全帽等)を附属書として追加規定し、規定項目の―部(質量表示等)を不採用とする。
- 基礎として用いた国際規格の番号及び同等性記号 ≠ ISO 3873
- ICS:13.340.20
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