- A
ITU(国際通信連合)の勧告は、ITU本部のホームページにある、
オンラインショップで購入できますが、
英語版、フランス語版、スペイン語版であり、日本語版は有りません。
- ITUの日本窓口的機関として
「(財)日本ITU協会(旧名称:新日本ITU協会)(http://www.ituaj.or.jp/)」
が有ります。
- このホームページには、「ITU−T(旧CCITT)勧告書リスト」、「ITU−R(旧CCIR)勧告書リスト」が
ありますが、リンク先は、Q1、Q2で説明した
ITU本部の勧告リスト(英、仏、西語版)になっており、日本語版ではありません。
-
[ITU−T勧告和訳本のご案内] は、こちらです
http://www.ituaj.jp/book/index.html#ancor4
- ITU−勧告の和訳本は、分野別に発行されていますので、全ての勧告の最新版が和訳版として発行されているわけではありません。
和訳版の発行時期によりカバーされている範囲(最新の物まで含まれるか)が
決まりますのでご注意下さい。
- なお、
「ITUの出版物について」(http://www.ituaj.jp/book/jbook.html)には、
ITU−T/R勧告(紙、CDROM)、出版物等の取り次ぎ販売の案内もあります。
勧告のCDROM(Tの場合四半期毎、Rの場合半期毎に発行、シングル〜マルチユーザにより価格は異なる)等は
ITU本部にも案内がありますが、
高額な支払いを伴いますので、日本語で済むだけ、こちらの方が気が楽かも知れません。
- 日本におけるITU−T分野の技術標準制定機関としては、
(社)電信電話技術委員会(TTC)(http://www.ttc.or.jp/)が有ります。
- TTCでは通信関係の日本における技術標準を制定していますが、当然の事ながら
ITU勧告と同等の標準も多数有ります。
-
「TTC標準一覧」TTCが定める標準の一覧(http://www.ttc.or.jp/download/std_list.asp)には
- 網間伝送方式
- ISDN網間信号方式
- パケット/フレームリレー
- 移動通信
- 共通インタフェース
- ISDNユーザ・網インタフェース
- B−ISDN
- ・・・・・・
- のように分野別の標準一覧がありますが、例えば「ISDN網間信号方式」の場合、
- JT-I520 ISDN相互接続の一般規約
- JT-Q699 ディジタル加入者線信号方式レイヤ3とNo.7信号方式ISDNユーザ部とのインタワーキング
- の様に標準番号が JT-xxxxのような JTのついた標準は
ITU−T勧告を元に制定された標準です。
- ただし、JTシリーズの標準でも 技術的内容が100%一致しているとは限りません。
-
TTC Standard Summary 英文スタンダードサマリー(http://www.ttc.or.jp/j/summary/index.html)にある、
分野毎のリスト(B-ISDN 等)を開き、該当標準(JT-I150等)のPDFファイルをダウンロード(無償)し、
そこに書かれている差異を必ず確認するようにしてください。
- また、全てのITU−T勧告に相当するTTC標準が発行されているわけでもありません。
- ITU−R(無線分野)に相当する技術標準化機関としては
(社)電波産業会(ARIB) (http://www.arib.or.jp/)が有ります。
- ここの
「ARIB図書のご案内(http://www.arib.or.jp/kikakugaiyou/index.html)」に、
「ARIB標準規格」、「ARIB技術資料」の一覧があり、オンライン販売も行っていますが、
不勉強なため「ITU−R勧告」との相対関係は把握していません。