FAQ
- Q
IEC規格の番号は、全て60000番台なのですか
- A
現在有効なIEC規格は、全て60000番台となっています。
- 当初、IEC規格は、1番から始まる一連の番号が付与されていましたが、
ISO規格(非電気)や、
JTC1規格(情報処理)と明確に分離するため、
1997年1月1日に、既存のものを含め、
全て60000番台に切り替えられました。
- Q
既発行のIEC規格番号も、全て60000番台に切り替えられたのですか
- A
1997年1月時点で、発行されていた規格も含め、全てのIEC規格は、60000番台になりました。
- 既発行の規格は、1997年1月1日以降は、全て「既存の番号」+「60000」として扱うことになり、
IEC中央事務局のホームページにおけるカタログ、検索等も、
すべて60000番台で表現されています。
- たとえば、
- 電子・電気分野の機器・部品の環境試験規格である IEC 68 シリーズは、 IEC 60068 シリーズに
- 用語集(IEV)規格である IEC 50 シリーズは、 IEC 60050 シリーズに
- 新規の規格は、その時点での既発行規格の最大の番号+1に60000を足したものに
切り替えられました。
- Q
印刷されていた規格なども60000番台に書き換えられたのですか
- A
1997年以降に発行されたものは、60000番台になっていますが、それ以前のものは
従来の番号のままです。
- 膨大な既発行規格(印刷物)を全て差し替えることは不可能なため、既に発行されていた規格(印刷物)は
そのままとし、番号のみ60000を加算して読み替えることになっています。
- たとえば、IEC 123 という規格が有るとすると
- 1996年10月に発行された初版は、表紙に IEC 123 Ed. 1.0:1996-10 と印刷されていますが
- 1997年2月に発行された追補1は、 IEC 60123 Amendment No.1(1997-02) と印刷され、
- 1998年8月に発行された第2版は、 IEC 60123 Ed. 2.0:1998-08 印刷されています。
- 注意しなければならないことは、1997年以降は
- データベースによる検索の場合も
- 規格を発注する場合も
- 他のIEC規格やJIS等で引用する場合も、
全て IEC 60123 を使用しなければならないことです。
- 引用規格番号等の置き換え作業は、既発行規格類の改版時に行われています。
ご意見、ご要望、ご質問 は、
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まで。
©1999 H.Ishiguro