on 11/20/1999 22:46:37 by H.Ishiguro
FAQ
Q
IEC規格の番号は、全て
60000番台
なのですか
A
現在有効なIEC規格は、全て
60000番台
となっています。
当初、IEC規格は、1番から始まる一連の番号が付与されていましたが、
ISO
規格(非電気)や、
JTC1
規格(情報処理)と明確に分離するため、
1997年1月1日
に、既存のものを含め、
全て60000番台に切り替え
られました。
Q
既発行のIEC規格番号も、全て
60000番台
に切り替えられたのですか
A
1997年1月時点で、発行されていた規格も含め、全てのIEC規格は、60000番台になりました。
既発行の規格は、1997年1月1日以降は、全て「既存の番号」+「60000」として扱うことになり、
IEC中央事務局のホームページ
におけるカタログ、検索等も、 すべて
60000番台
で表現されています。
たとえば、
電子・電気分野の機器・部品の環境試験規格である IEC 68 シリーズは、 IEC 60068 シリーズに
用語集(IEV)規格である IEC 50 シリーズは、 IEC 60050 シリーズに
新規の規格は、その時点での既発行規格の最大の番号+1に60000を足したものに
切り替えられました。
Q
印刷されていた規格なども60000番台に書き換えられたのですか
A
1997年以降に発行されたものは、60000番台になっていますが、それ以前のものは
従来の番号
のままです。
膨大な既発行規格(印刷物)を全て差し替えることは不可能なため、既に発行されていた規格(印刷物)は そのままとし、番号のみ60000を加算して読み替えることになっています。
たとえば、IEC 123 という規格が有るとすると
1996年10月に発行された初版は、表紙に
IEC 123 Ed. 1.0:1996-10
と印刷されていますが
1997年2月に発行された追補1は、
IEC 60123 Amendment No.1(1997-02)
と印刷され、
1998年8月に発行された第2版は、
IEC 60123 Ed. 2.0:1998-08
印刷されています。
注意しなければならないこ
とは、1997年以降は
データベースによる検索の場合も
規格を発注する場合も
他のIEC規格やJIS等で引用する場合も、
全て
IEC 60123
を使用しなければならないことです。
引用規格番号等の置き換え作業は、既発行規格類の
改版時
に行われています。
ご意見、ご要望、ご質問 は、
h_ishiguro@mue.biglobe.ne.jp
まで。
©1999 H.Ishiguro