New

HACCP

危害分析/重要管理点(監視)方式(ハセップ (ハサップと書くことも))

Hazard Analysis - Critical Control Points
米国(NASA他)が宇宙飛行士用食材の衛生管理手法として編み出した方法。
従来の手法が、最終製品から無作為にサンプルを取り出す抜取検査方式であったのにたいし、 HACCPは、製造段階で危害を起こす可能性のある要因の分析(Hazard Analysis)をおこない、 製造工程の重要ポイントで管理(Critical Control Points)する方式である。
日本国内では、数年前に関西を中心に発生したO157中毒を機に注目を浴び、また、最近、残念な形で世間の耳目を集めている。 本来は、絶対に食中毒が発生してはならない宇宙食を製造するため開発された優れた衛生管理手法であり、 適切な運用がなされていればこのような事態にはならなかったはずのものである。
1996年(平成8年)の食品衛生法の改正により、申請、承認制度が創設され、 厚生省は、1998年(平成10年)1月19日に、 HACCP導入の国内企業36社、86施設、177件(全て牛乳、乳製品関連)を、我が国で初めて承認した。

HACCP方式については、下記の秋田県農政部のホームページにわかりやすい説明がある。
HACCP方式とその導入について
 〜 食品の危害分析・重要管理点方式 〜

関連する公的情報
食品の製造過程の管理の高度化に関する臨時措置法の施行に伴うHACCPによる衛生管理の普及・促進について
平成10年7月29日 厚生省生活衛生局食品保健課長/乳肉衛生課長 通達

総合衛生管理製造過程の承認制度に係る「HACCPシステムについて相当程度の知識を持つと認められる者」の要件等について
平成9年2月3日 厚生省生活衛生局食品保健課長/乳肉衛生課長通達
(社)日本缶詰協会 ホームページ

総合衛生管理製造過程の承認とHACCPシステムについて
平成8年10月22日 厚生省生活衛生局食品保健課長/乳肉衛生課長通達
(社)日本缶詰協会 ホームページ
総合衛生管理製造過程の承認(以下「承認」という。)については、その実施要領を 平成8年9月30日付け衛乳第223号生活衛生局長通知により示したところであるが、 本制度の適正な実施に当たっては、HACCPシステムによる衛生管理の方法を理解することが必要と なることから、別添【全文掲載】のとおり、承認とHACCPシステムに関する概要をまとめたので、 参考とされたい。[以下略]


Home Top Mail ご意見、ご要望、ご質問 は、
h_ishiguro@mue.biglobe.ne.jp

まで。
©1999 H.Ishiguro