『トヨタ・デンソー 過労うつ病裁判を支援する会』ニュース No.4 ( 12月13日発行)



設立総会 開催される(10/8刈谷)
デンソーのKさんが起こした損害賠償裁判を支援する会の設立総会が刈谷市内で開かれました。これには40名以上の支援者が愛知県各地から参加しました。会長に、猿田正機中京大学教授、事務局担当幹事にデンソー勤務の金田堅三全ト・ユニオン副委員長を選出しました。。
原告のKさんは「うつ病患者を職場からなくしたい、トヨタとデンソーの働かせ方を改善したい、労基署のうつ病労災認定基準を改善させたい」と、力強くお礼のあいさつと決意を述べました。
また、同じく西三河で過労死認定を求めて斗う、内野さん(夫がトヨタ自動車勤務中に過労死)と倉田さん(夫が刈谷美術館勤務中に過労死)も参加し、連帯のあいさつを行ないました。

会の目的、行動、役員を下記のように決めました。
<会の目的>
 裁判を勝利させるための支援の輪を拡げる。あわせて職場の労働環境改善の運動をすすめる。

<会の行動>
1. 裁判の現状を、適宜関係者に伝える。
2. 裁判の傍聴者を増やす。
3. この裁判の意義を広く世間に知らせる。
4. 他の同様の裁判と、連携した活動を行う。
5. トヨタ系の職場をはじめとして、職場の労働環境改善に取り組む。

<役員>
「支援する会」に当面次の幹事を置く。(順不同)
会長 猿田正機(中京大学教授)
幹事 梅村浩司(裁判担当弁護士)
幹事 若月忠夫(全トヨタ労働組合執行委員長)
幹事 近森泰彦(愛知健康センター事務局次長)
幹事 桜井善行(西三河南労連議長)
事務局担当幹事 金田堅三(デンソー勤務、全トヨタ労働組合副委員長)

当日の会場で、カンパ 58281円が集まりました。また34名の入会者がありました。 特にAさんからは、こつこつ布袋にためていた小銭(約4kg)のカンパ10281円を提供して頂きました。ありがとうございました。

今後の「トヨタ・デンソー過労うつ病裁判」の日程
○ 今度の裁判は  12月25日(火):  午後3時、名古屋地裁  4階 402号会議室
 で行ないます。傍聴よろしくお願いします。
○ 2008年 1月28日(月) :  午後3時、名古屋地裁 4階 402号会議室
  上記裁判はいずれも「弁論準備手続」ですので 法廷ではなく、会議室でおこなわれます。

事案の概要:デンソーの従業員であるKさんはトヨタ自動車へ出向した後にうつ病を発症し休職しました。いったん回復し、デンソーに復職しましたが、デンソーとトヨタ自動車の共同プロジェクトの中で、うつ病を再発。現在も療養中です。刈谷労基署に労災申請しましたが却下される。Kさんは現在デンソー、トヨタ自動車の業務が原因でうつ病になり、休職を余儀なくされたことに対して損害賠償を請求する裁判をおこなっています。

「支援する会」への Kさんからのメッセージ
10月8日に『トヨタ・デンソー過労うつ病裁判を支援する会』をATUや愛知健康センターなどが中心となり発足して頂きました。当日は、祝日にも関わらず、多くの心ある方々にご参加して頂いた上にカンパも頂きまして、本当にありがとうございました。この裁判は近年、過酷な労働を強いる労働環境で”うつ病”になる社員が泣き寝入りしている状況を一歩でも改善するために、絶対に勝訴しなければなりません。今後とも皆さんのご支援をお願いいたします。

内野さん過労死裁判、原告の請求を全面的に認める。 ( 11/ 30、 名古屋地裁判決)
この判決はトヨタ自動車における無償労働と過密・ストレスに満ちた業務内容を告発する、画期的な内容です。Kさんの裁判にも大きな影響を与えることは間違いありません。 この判決を励みに運動を更に前進させていきましょう。

[その他の裁判の日程]
○?12月21日(金):中電アスベスト被爆藤原裁判 10時00分、名古屋地裁1103法廷
○?12月24日(月)〜25日(火):過労死家族の会・宿泊交流会 エクシブ蓼科
○ 12月27日(木):マツヤデンキ・小池過労死裁判結審 13時10分、名古屋地裁1103法廷



本日10月8日(月・祝)、予定通り「トヨタ・デンソー 過労うつ病裁判」の『支援する会』が発足しました。

詳細の報告が出たら、お知らせします。
今回は、「発足した」ことのお知らせにとどめます。


「トヨタ・デンソー 過労うつ病裁判」の『支援する会』が発足します。

『支援する会』の準備会のニュースをお知らせします。


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