●井上メルマガ('13/9/3) メキシコ、ロシア大使館
井上さとしです。
日本共産党は、米国によるシリア攻撃問題について、「シリアへの違法な軍事攻撃の企てに強く反対する」とする志位委員長の談話を発表しました。
http://www.jcp.or.jp/web_policy/2013/08/post-543.html
日本共産党はこの談話をすべての在日大使館に届けました。そのうえで、国連常任理事国やG20などの大使館には国会議員らが直接出向いて英文版を届けて懇談することにし、今日はその第一弾として私がメキシコ大使館、ロシア大使館を訪問し、懇談しました。
まず、メキシコのクロド・ヘレル駐日大使と懇談。私から談話の中心点を説明。大使は、シリアのこれまでの事態と、それを国連常任理事会が解決できていないことに懸念を表明。化学兵器の使用については、国連の調査で明快になった時点で制裁されなければならないとしつつ、イラクと同様に、シリアへの軍事力の使用は平和に結びつかないし、非常に重大な事態をもたらすと述べられました。
最後に、あらゆる政治勢力が英知を結集して、対話による解決を目指すことが重要だと強調されました。
続いてロシアのオヴェチコ・ゲンナーデ公使参事官と懇談。志位談話について、ロシアとして歓迎したい、内容は100%承知していると述べられ、プーチン大統領の「国連安保理を迂回して一方的な軍事攻撃は、限定的なものであったとしても、国際法の直接の違反である。シリア紛争の外交的解決に反するだけでなく、新たなエスカレーションと犠牲をまねく」との談話を紹介されました。
さらに、サンクトペテルブルク開かれるG20でもプーチン大統領アメリカによる行為は絶対に許せない行為だと強く主張するだろうと述べられました。
こうして対話すると、日本政府がアメリカの軍事行使に賛同する意向を示していることは国際的にも際立っていることが実感できます。今後もさらに、日本共産党として各国大使館訪問を行います。
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