●井上メルマガ('13/5/16)   橋本発言で総理をただす

 井上さとしです。

昨日、予算委集中審議で質問に立ち、日本の侵略戦争や橋本氏の慰安婦問題発言への認識をただしました。質問の動画はこちらから。
http://www.jcp.or.jp/web_mov/2013/05/post-681.html

 安倍総理は、午前中の他党への答弁で、橋本氏の発言について、「政府と立場は違う」とはいうものの、「従軍慰安婦が必要だった」ということを否定するのか、認めるのかはあいまいにしたままでした。よし、ここをさらにただそうと、原稿を補強して午後の質疑にのぞみました。

 私は、まず、橋本発言が、女性を性の道具、戦争遂行の道具にして当然だというものであり、被害者を再び傷つけ、女性全体の人権を踏みにじるものだと指摘。公人としての資格が厳しく問われていると強調しましたる

そして、安倍内閣の閣僚が「タイミングが悪い」とか「当時は必用だからあったのだろうが、今、強調するべきことか」などと発言していることを示し「橋本発言のタイミングは悪いが、中身は問題ないとうのが安倍内閣の立場か」とただしました。

   それでも総理は「立場が違う」「他党の発言なので」と繰り返すばかりで、最後まで、「従軍慰安婦が必要だった」ということを否定しませんでした。私は、海外メディアが、橋本発言と安倍氏のこの間の言動を一体のものとみていることを紹介しましたが、総理自らがそのことを浮き彫りにしました。

 橋本発言への厳しい世論の広がりを見た自民党は、自分たちが同根であることが国民の前にさらされることがよほど恐れているのでしょう。激しいヤジが飛ぶ質問になりました。

 終了後、たくさんの皆さんからメールや電話で激励をいただきました。「良かった」という声とともに「質問時間が短すぎる」という声も。参院選で勝利して議席を増やし、質問時間をもっと増やしたいと改めて痛感しました。

 質問には使えませんでしたが、昨日の「毎日」に掲載された、元兵士・猪熊さんの話は重要です。「慰安所は日本の軍隊が間違った戦闘意欲を高めるために利用した場所だ」「少年兵だった私は…上官に…『女を買えないやつに敵を殺せるか』と殴られた」というもの。「慰安所」はまさに女性を戦争遂行の道具にするものでした。

 一方、昨日の社説では「女性の尊厳損ね許されぬ」と書いた産経新聞は、今日は一転、橋本発言について「大筋正しいものの舌足らず」という全く逆の内容の記事を掲載。厳しい世論の前に、あわてて批判したものの、実は、これまで安倍首相ら「靖国派」が主張してきたことと同じと気づいたようです。


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