●井上メルマガ('12/10/8)   京都の二つの出来事

 井上哲士です。

 今日の午後は、名古屋で「原発いらんがね」集会に参加しスピーチ。新潟市に移動し、現在行われている新潟県知事選挙の決起集会に参加し挨拶。明日は上越地域で引き続き訴えます。今、新潟市内のホテルです。

 さて、週末に京都で今の情勢を象徴するようなことが二つありました。

 一つは、来夏の参院京都選挙区の民主党の候補者に公明党衆院議員の池坊保子氏の娘の池坊美佳氏が決まったことです。池坊保子氏は民主党政権を厳しく批判していますが、美佳氏はかつて、この母親の秘書をしていました。有権者からみればまったくおかしな話です。

 もう一つは、衆院京都1区での日本維新の会からの立候補にむけ、元自民党府連幹事長で府議七期の田坂府議が京都維新の会を結成し、自民党を離党する意向を表明したこと。田坂府議は2009年には同選挙区の息吹文明氏の選挙事務長まで務めていた人物です。かつて参院選挙区候補を西田氏と争って敗れたことがあります。

 本人の弁は、「国政に出たいという夢があった。自民党選挙を戦いたいという思いがあることは事実だが、新しい道を進む選択肢もある」とのこと。要するに、維新の会が自民党政治の枠の中の一つの道にすぎないということです。

 マスコミは維新の会を二大政党批判の「受け皿」として報道しますが、この事態を見ても、この間の鞍替え組みの顔ぶれをみても、自民党から出たくても出れない人や、今ままでは落選しそうな人の「受け皿」であることは明らかです。

 結局、民自公増税3党にもはや垣根がなく、維新の会も同じ流れにあることをこことをこの2つの出来事がくっきり浮き彫りにしました。日本共産党の躍進こそが政治を変える道。京都一区は民主党現職も離党しており、大混戦です。こんどこそ穀田さんを勝たせるぞ!!




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