●井上メルマガ('11/3/8) 許せないメア氏発言
井上さとしです。
参院予算委員会は今日で3日目。前原外相の辞任で菅内閣のゆきづまりはいよいよ限界ともいえる状況です。昨日は山下議員、今日は紙議員が総理に迫りました。
さて、昨日発覚した米国務省のメア日本部長による「沖縄はゆすりの名人」などの暴言。許しがたい内容です。昨年5月に志位委員長とともに訪米した際にワシントンの国務省を訪問して会談したのがこのメア氏でした。
メア氏は前沖縄総領事。いわば、アメリカで一番の沖縄に通じている人物。ワシントンでの会談の時に、この人は今の沖縄県民の怒り、後戻りできない情勢になっていることがわかっていないと感じましたが、そもそも根本がわかっていなかったのです。
いや、そもそもむき出しの占領者意識で、県民の心を理解する気すらなかった人物であることは、今回の「(普天間は)もともと田畑の中にあったが、今は市街地にある。なぜなら沖縄県人が米軍施設の周辺の都市化と人口増加を許したからだ」という発言に表れています。
沖縄戦で住民を収容所に閉じ込め、民有地を取り上げたという歴史的暴挙にひとかけらも反省がない発言です。米国がこんな人物を日本の担当にしていることに、今日の日米関係が象徴されています。本当に許しがたい。
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