●井上メルマガ('11/2/1)   同じ与謝野でも

 井上さとしです。

   今日は衆院予算委員会の2日目。朝から夕方まで自民党の質問が続いています。その一番の標的は菅総理とともに与謝野薫大臣です。午前中も各質問者が、「自民党で得たバッチは返せ」などと繰り返し追及していました。

 一昨日の日曜日、京都府与謝野町の党後援会の新春の集いに参加しました。与謝野町は与謝郡内の三町が合併してできた町。与謝野氏が与謝野鉄幹・晶子の孫であることは有名ですが、鉄幹の父親が与謝郡内の村で生まれ、出家したのちに「与謝野」姓を名乗るようになったそうです。

 聞けば、2年前に同町で開かれた「第15回与謝野晶子短歌文学賞与謝野町大会」には名誉会長として与謝野薫氏も出席されたとのことです。

 京都府内で日本共産党が与党の自治体は2つだけですが、その一つが与謝野町。この町で、建築業者のみなさんと一緒に日本共産党が太田貴美町長に提案して実現したのが「住宅リフォーム助成制度」です。

 新築・改築費用の15%を上限20万円を限度に助成するもので、町内世帯の13%が利用し、町内の関連業者の約7割が受注しました。助成金額1億3510万円にたいし、生み出された仕事は総工費で20億7411万円にのぼり、助成金額にたいして15倍もの経済効果が生み出されています。

 京都府内でも評判になり、いっせい地方選挙に向けて府内のすべての自治体で実現しようと見学ツアーも組まれるほどです。

 私は、新春の集いで、「与謝野町政は住宅リフォーム助成制度で住民を応援し、与謝野馨氏は消費税大増税で住民に負担の押し付け。同じ与謝野でも大違いですね」とお話しました。

 与謝野晶子がもし生きていたら、どう言うのでしょうか。「君、増税したもうことなかれ」。それとも…。


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