●井上メルマガ('11/1/26)   新政権と男女共同参画

 井上さとしです。

   一昨日の国会開会日に行われた、政府4演説に対する代表質問が今日から始まりました。今、自民党の谷垣総裁が質問中。議員会館でテレビ傍聴しながらメルマガを書いています。

 さて、政府4演説の最後に登場したのが、与謝野薫氏でした。さぞかし野次で騒然とすると思っていましたが、以外に静かでした。のどを絞るように演説する姿は、痛々しいもので、むしろ議場は沈んだ雰囲気になったのです。

 政界きっての政策通と評された与謝野氏です。政策の違いがあっても、聞かせる演説というのもありますが、与謝野氏の演説はまったく心に響きませんでした。信頼を根底から裏切った政治家の言葉はまったく空疎です。

自民党席からは時折、「恥をしれ」「議席泥棒」「信なくば立たず」とか野次が飛び、民主党席もしらけた雰囲気で、拍手は最後の形ばかりのものだけでした。この内閣の前途を見るような思いでした。

 さて、この与謝野薫氏が、実は、男女共同参画担当、少子化担当大臣も兼務していることをご存じでしょうか? 与謝野氏がこの分野について語ったことを余り聞いたことがありません。子育てに苦労している全国のみなさんのなかで、この人事に希望や展望を少しでも見た人がいったいどれだけいるでしょうか。

 しかも、与謝野氏が「たちあがれ日本」を結党した時、どうのべていたか。その「結党趣旨」をホームページで見ると、「今、日本があぶない」として、第一の使命:「打倒民主党」を掲げています。その中で、「 独裁的な民主党が両院で過半数をとれば、外国人参政権や夫婦別姓をはじめ国民生活の根幹をおかしくする政策が密室で決められていってしまう」としているのです。

 選択的夫婦別姓を「国民生活の根幹をおかしくする」と批判し、その阻止のために「打倒民主党」を掲げた人物を男女共同参画担当大臣に任命する――菅総理の見識と責任こそが厳しく問われます。この分野でも、自民党返り、いや自民党以上に後退した姿を見ることができます。

 志位委員長は明日、市田書記局長は明後日、代表質問にたち、菅総理をただします。ぜひテレビでご覧ください。


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