●井上メルマガ('08/8/1)   内閣改造に思う

  井上さとしです。

     今日、福田内の改造が行われました。「国民の目線」を重視し、「福田カラ  ー」を打ち出す大幅改造になるとの前宣伝でしたが、ふたを開けてみると……。

      たしかに閣僚の留任は4人だけでしたが、自民党の4役から派閥領袖クラス3人を入閣させたうえに麻生氏を幹事長に当てて派閥のバランスをとり、ベテラン議員の再入閣も多く、まったく新味がありません。さらに郵政造反組も入閣させ、「総選挙に向けた挙党一致」が何よりも優先されたという印象です。「国民の目線」よりも「自民党の目線」しか見えてきません。

    しかも経済閣僚には消費税増税論者をあてました。「自民党の目線」の先には庶民増税が見てきます。結局、国民の目線から見ればお先真っ暗。福田カラーといいますが、見えてくるのは漆黒の闇です。

    いくつか感じたこと。事前報道で目玉といわれていた野田聖子氏の消費者担当相としての入閣が唯一の話題となっています。振り返れば、郵政選挙のときは野田氏に刺客として佐藤めぐみ氏を当てて「女の闘い」として話題を作り、自民党に有利な選挙キャンペーンに利用したのが自民党です。

    その野田氏が復党すると、今度は改造の目玉として話題づくりに使う。その一方で農水大臣に太田誠一氏を当てたことに驚きました。

   太田氏は、かつて早稲田大学のサークル「スーパーフリー」を舞台にした集団レイプ事件の際に、あるシンポで、「集団レイプする人は、まだ元気があるからいい」というような発言をして厳しい批判を浴び、直後の選挙で落選した経験のある政治家です。こんな人物わ入閣させながら、野田氏を話題づくりに使う―この党の体質が見えてきます。

    もう一つ。麻生氏が最初の4役の記者会見で発言した内容です。麻生氏は自民党については「結党以来最大の危機」と具体的に述べました。一方で、「国民には暮らしや社会になんとなく閉塞感がある。それに対し、明るさを示さなくてはならない」と述べました。しかし、国民の閉塞感は「なんとなく」ではなく、きわめて具体的なのです。ガソリンを初めとして物価の高騰。一方で、負担は増えるばかり。社会保障も年金も切り下げばかり…。

    言葉尻をとらえるな、といわれるかも知れませんが、私はこの発言にはこだわりたい。国民の悲鳴を「なんとなく閉塞感を感じている」という程度の認識でしか捕らえられないのでは、抜本的打開策が打ち出せるわけがありません。組閣後の夜のニュース番組を見ていても期待をする街の声はほとんどありませんでした。国民はすっかり見抜いています。

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