●井上メルマガ('08/2/24) 国民の願い胸に こんな事件二度と
井上さとしです。
今回は新聞記事を転記しています。(スパークHP管理者)
十九日の朝、テレビをつけて驚きました。真っ二つに割れた漁船の映像。やがて自衛隊のイージス艦と衝突したことがわかりました。
イージス艦は一隻約千四百億円もする最新鋭の艦船。それがなぜ、衝突を避けられなかったのか。自衛艦側が注意・回避義務を怠ったことや現場が多くの漁船が行き来する漁場なのに自動操縦で航行していたことも明らかになりました。まさに「そこのけそこのけ軍艦が通る」です。
自衛隊であれ、米軍であれ、軍事優先の下では、命も人の尊厳も踏みつぶされる、そう痛感したのが、二十二日に国会内で開かれた、沖縄での米兵による女子中学生暴行事件への抗議集会でした。
赤嶺政賢衆院議員が事件を生々しく、怒りに満ちて報告。今回の事件は氷山の一角であり、高校生で被害にあった女性の「私の人生はあの時大きく狂わされました」という手紙を読み上げ、米軍基地の撤去しかないと強調しました。
婦人を米兵に惨殺され、裁判中の神奈川の被害者は「米兵は金を奪う目的は達したのに妻を殺した。なぜかと、ある元海兵隊員に尋ねたら、『相手を人間とは思わないように訓練されているから』との答えだった。許せない」と訴えた。
会場は静まりかえり、すすり泣きが聞こえ立った私も思わず胸が詰まりました。「絶対に許せない。二度とこんな事件を起こさせない」。心の底からの思いでした。
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