●井上メルマガ('07/8/8) 決意新たに初登院
井上さとしです。
8月7日から臨時国会が召集され、誓い新たに2期目の初登院をしました。国会議事堂中央の入り口は普段は閉まっており、国政選挙後の初登院の時と、天皇が開会式に来た時しからあけません。ですから、ここから入るのは私にとっては6年目のことになります。まず正面入り口にある登院の電光掲示板のボタンを押し、待ち構えていたマスコミ記者に向けてポーズ。その後、紙とも子さん、山下よしきさんと並んで一歩一歩踏みしめながら階段を上りました。
6年前は4人で階段を上がりましたが、今回は3人だというのが実に残念です。議員団の控室に衆参の党議員が集まり、拍手で迎えてくれました。最初の議員団会議では、新参院議員団長に、参院幹事長兼任で小池晃議員が、国対委員長には引き続き私が就くことが発表されました。
10時からの本会議は、様変わりした参院の出発となりました。議長には初めて野党から民主党の江田五月議員を満場一致で選出。安倍内閣で連続した与党による強行採決は、もはや不可能になりました。与党が数の力でゴリ押しする手法が通用しなくなったもとで、徹底した審議の場としての参院の存在意義がいよいよ発揮されなくてはなりません。金権問題や役所のデータ隠しなどに対し、国政調査権を行使して真相や実態の解明をはかる点でも大きな期待が寄せられています。
11:40分からの議員団総会で、一致点での野党共闘に積極的に取り組むとともに、日本共産党からも様々な提案や申入れをしていくことを確認しました。選挙で示された国民の怒りと願いを生かす上で、日本共産党の真価も問われる国会になります。
さて、本会議場の様子も変わりました。これまで日本共産党は1番左側の列でしたが、国民新党の4人の議員が1番左となり、わが党は2番目の列に。私の隣は高校の大先輩の亀井郁夫議員。私の斜め前は郵政造反組で自民党を離れた自見庄三郎議員です。
面白かったのは、議長・副議長選挙で堂々巡りを行ったときのこと。今回の選挙で当選し、自民党に復党した「郵政造反組」の藤井孝雄議員や衛藤晟一議員が、投票を終えて席にもどる途中に大回りをして国民新党の皆さんの席にやってきて、「こんなとこに来たら、怒られちゃうかな」といいながら、1人ひとりと握手していくではありませんか。「郵政造反組」は、自民党復党組と国民新党で与野党に分かれていますが、まさに「同志」という感じでした。
新たな事態の国会は何が起こるかわかりません。与党過半数割れに追い込んだ国民の怒りと期待に応えることを何よりも土台にすえ、立ち向かっていきます。
ご支援、ご指導、よろしくお願いします。
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