●井上メルマガ('07/7/18)   中越沖震災へ

  井上さとしです。

    今日、17日は選挙の遊説日程をすべて取りやめ、中越沖地震の現地に入りました。

    宿舎を7時過ぎに出て新幹線で新潟県長岡市へ。党中越地区委員会で緒方靖夫参院議員、武田勝利さん、山岸さん、山口のりひささん、竹島良子県議らと合流して打ち合わせ。昨日、調査に入った柏崎市の状況などの報告を受けました。

      明日、志位委員長が柏崎市に入り、原発問題でも調査することになったこともあり、今日は、あまり報道されていない、長岡市や出雲崎町の被害を中心に視察しました。

    まずは国道8号線が崩れた現場。丁度、長岡市の副市長をはじめ行政・議会の関係者が来ておられたので、お見舞いの言葉を述べました。それにしても写真で見た以上のすさまじい崩落です。幹線道路であり一刻も早い復旧が求められていますが、相当大規模な工事が必要です。

    近くの大積地域のお宅に訪問し事情をお聞きすると、障害者のお子さんをお持ちのお母さんは、「避難所で子ども達が騒ぐと息子はパニックになるので、家で我慢しています。道路がこわれたので、この子を共同作業所に送るのに大変な大回りが必要になり、ガソリン代も大変」と話してくださいました。様々な条件にみあったきめ細かい支援が必要です。

    続いて長岡市の旧寺泊町へ。車庫がぺしゃんこになり車が大破してしまったお宅、通し柱がゆがみ、壁の大半が落ちてしまったお宅、屋根瓦が落ちてしまったお宅など見せていただきました。どこでも、部屋の中はひっくり返したような状態になっており、どこから手をつければいいのか、途方にくれている様子でした。

    さらに出雲崎町へ。町役場で副町長さん総務課長さんから事情と要望をお聞きしました。町内の施設の大きなお風呂を被災者に開放するなど、3年前の中越大震災の教訓が生かされている様子でした。「早く激甚災害の指定をしてほしい」との要望がありました。

    この間、住民の皆さんとともに世論と運動を広げ、他党にも働きかけて災害対策を前進させてきました。改めて、国民の安全と命を守ることを何よりも大切とする政治への転換への決意を新たにしました。

    視察を終了し、明日の行動のために夕方の新幹線で長野へ。22時前に野尻湖畔のホテルにつきました。



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