●井上メルマガ('07/3/7)  政治とカネで質問

  井上さとしです。

    今日、予算委員会で今国会最初の質問に立ちました。テーマは「政治とカネ」。 まずは松岡農水大臣の事務所費・光熱水費疑惑です。

   事務所費に続く、松岡大臣の光熱水費の問題は、一昨日の予算委員会での民主党の質問で浮上しました。水道代も冷暖房費もかからない議員会館を資金管理団体の唯一の事務所としながら、光熱水費が年間500万円以上もかかっている――虚偽記載の疑いが濃厚です。

   民主党に続いての質問ですから、新たな事実が無ければ「二番せんじ」になります。そこで私は、いろいろ調べて、大臣の光熱水費の異常さを示す事実を2つ準備しました。一つは、議員会館を資金管理団体の「主たる事務所」としている議員が163人で、その3分の2以上の110人が光熱水費がゼロであること。もう一つは、松岡大臣の後援会や地元自民党支部の事務所が、電気・水道代などがかかるにもかかわらず、光熱水費の届出が30〜60万円にすぎないことです。

   まずは、議員会館を「主たる事務所」とする議員の多くが光熱水費がゼロであることを示し、「他の議員のことは知らない」と答弁すれば、「では、あなた自身のほかの政治団体について聞く」と続けて、追い込んでいくというのがシナリオですが、さて、思うような答弁が出てくるか…質問前はやはり緊張します。

   質問開始。松岡大臣は始まる前から落ち着かない顔つきです。まず、他の議員が光熱水費ゼロであることを示し「なぜ、あなたの事務所だけ、500万もかかるのか」と聞きました。答弁は、「適切に処理している」というそっけないもの。う〜ん、こちらのシナリオ通りはいかないかなと思いつつ、もう一度「そんなことを聞いていない、なぜ、あなただけこんなに光熱水費がかかるのか理由を聞いている」と再度、詰め寄りました。

   すると自民党席から「他の議員のことなどわからないよ」という野次。「しめた」と思いました。案の定、松岡大臣はこの野次を引き取り、「他の議員のことは知りませんが、私は適切に処理しています」と答弁しました。

   そこで、「他の議員のことは知らないなら、あなた自身の他の政治団体について聞く」とつなげると、松岡大臣は「しまった」というような顔をしていました。「両方とも適切な処理をしているというが、電気・水道代などがかかる地元の事務所の光熱水費が30〜60万円で、水道代、冷暖房費のかからない議員会館の事務所の光熱水費が500万もかかるのはなぜか」と聞くと、顔をゆがめながら「適切に処理しており、法律上、これ以上の公開は必要ない」と繰り返すばかり。いよいよ虚偽記載の疑いが濃厚になってきました。

   続いて、伊吹文科大臣、久間防衛大臣の、政治資金規正法違反疑惑について追及。国からの補助金を受けた団体は、その交付決定の通知から一年間は政治献金をすることを禁じられています。補助金決定がカネでゆがむのを防ぐための規定。だいたい、補助金を受けている団体からの寄付は、税金の還流ともいうべきものです。

   両大臣や安倍総理が、国の補助金を受けている医療法人等から寄付を受けているという動かぬ事実をつきつけての質問に、いずれも「調べて、事実ならば返還する」との答弁でした。久間大臣は、「毎月一万円の会費をもらっている。補助金を受けていたとは知らなかった」といいわけするので、「無責任だ」と批判すると、「共産党だって、いつも寄付をもらっているところが、知らないうちに補助金をうけていることがあるのではないか」などと事実無根の答弁をするではありませんか。

   私は机もたたいて、「何の事実も無しにそんな答弁したら駄目だ」と反撃。日本共産党は団体からの献金を受けていませんから、そんな政治資金規正法違反などおこるはずがありません。

   質問終了後、控え室で資料配布と説明をするとたくさんのマスコミ記者が来てくれました。さて、どの位、報道されるか…。

   9日(金)の午後は安保・外交等の集中審議。私が質問に立ち、NHK中継もあります。ぜひ、ご覧ください。



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