●井上メルマガ('07/1/15)   相次ぐ金権問題

  井上さとしです。

    25日からの通常国会召集を前に、自民党の金権問題が次々と噴出しています。特に、政治団体の事務所費をめぐる疑惑で辞任した佐田大臣に続き、伊吹文科大臣、松岡農水大臣の事務所費問題を朝日新聞が大きく報道し、各マスコミもとりあげ、伊吹大臣は緊急の記者会見を行いました。

    この事務所費の問題で毎日新聞は、11日の記事で「昨年11月29日の参院政治倫理・選挙制度特別委員会でも井上哲士(共)が『事務所費を含む経常経費も領収書の写しを添付すべきではないか』と質問した」と報道しました。そうです。教育基本法改悪案について連日のような質問に立っていた最中でしたが、伊吹、松岡両氏の事務所費問題を先駆的に取り上げました。(議事録はこちらhttp://210.169.71.32/kokkai/2006_165/seirin_061129.html)

    1月3日の『赤旗』が、この私の質問内容とともに、さらに独自調査を加えて大きく報道したことが一般紙の連続報道に火をつけ、大きな問題に広がりました。このように、今、日本共産党と赤旗の調査力、取材力に注目が集まっています。たとえば、『THEMIS』という雑誌の一月号に「タウンミーティングから都知事外遊まで  共産党と『赤旗』のもの凄い情報&取材力」という題名の記事を掲載しています。これがなかなか面白い。一部を紹介すると…

    ――『政府主催のタウンミーティングのやらせ問題から石原都知事の外遊問題まで、最近世の中を騒がせている政界スキャンダルは日本共産党とその機関紙『しんぶん赤旗』が火をつけたものが多い。大新聞がだらしないせいもあるが、週刊誌も含め既存メディアの取材力が落ちているため、注目すべき記事が少なくなっている。これに対し『赤旗』の情報力と取材力はいまだに怖い。共産党の勢いは落ちたとはいえ、底力はまだある」   公安関係者がこう語るように、いまやニュースは『しんぶん赤旗』を中心に回っているといっても過言ではない。『赤旗』が報じた数日後に、『朝日新聞』をはじめとする大新聞が後追い報道するというケースが目立っており、いまや政府関係者も『赤旗』チェクに余念ないというのだ。――

   日本共産党とは対決する関係の公安や政府関係者すら、こう評価せざるを得ない状況でする。政府関係者もチェクに余念がないという『赤旗』をもっと多くの皆さんに読んでもらいたいものですね。

   国会開会も間近。金と政治を巡る問題でも大いに論戦し、安倍内閣を追い詰める中で二大選挙での勝利めざします。乞う、ご期待。



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