●井上メルマガ('06/12/14)   強行採決に満腔の怒りで抗議する

  井上さとしです。

    教育基本法改悪法案が強行採決されました。18時5分。国民新党の質問が終わった直後、自民党の議員が「委員長」と叫びました。質疑打ち切り動議の提出です。私はすぐに委員長席に、野党の理事とともに駆け寄りました。「委員長、ダメだ」「教育の問題でこんなことをやってはいけない」と叫びました。

      委員会室が怒号で包まれる中、中曽根委員長は、改悪法案への賛成者への起立を呼びかけ採決が強行されました。こんなやり方は認めるわけにはいきません。

    午前中の総理に対する質疑で私は、今朝届いたメールを紹介しました。「子どもたちは、『ズル』をもっとも嫌います。『やらせ質問』には子どもたちもあきれ、怒っています。改悪案がもし採決されれば、子どもたちは何も信じなくなります。深く傷つき、希望を奪われるでしょう。日本の将来は真っ暗です」というもの。

    「ズル」をしても、数の力で強行する。こんな国会の姿をみて、このお母さんや子どもたちは、何も信じられなくなっているかもしれません。もっとも教育に反することが与党の数の暴力で行なわれました。許せません。絶対に許せません。

    今日の野党書記局長・幹事長会談では、内閣不信任案の提出を始め、衆参であらゆる方法を尽くして教育基本法政府案の廃案を目指すことを確認。明日の朝には参院野党国対委員長会談も行い、参院で対応を協議することになります。最後までがんばりぬきます。



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