●井上メルマガ('06/06/20)  通常国会を振り返る

 井上さとしです。

  第164通常国会が150日間の会期を終えて閉会しました。当選以来、ずっと対峙してきた小泉政権最後の国会。私にとっては、文教科学委員会に所属が変わって最初の国会でもありましたし、来夏の選挙で10府県を担当する比例代表候補として発表されたもとでの国会になりました。この国会を振り返ると――。

  まず、質問・討論の回数は33回。小泉総理との論戦は予算2回、決算1回、行革特1回 の計4回で、そのうち3回はテレビ中継がありました。総理との論戦では◆米軍基地強化での地元議会反対決議に関する防衛施設庁の「圧力メール」問題◆米軍基地強化の日本の3兆円負担問題◆グァムでの米軍家族住宅移転費の負担問題◆障害者自立支援法実施後の緊急調査にもとづく見直しを取り上げました。

 それぞれに激励の電話やメールをいただきましたが、特に自立支援法の質問では、全国の障害者施設の皆さんからの反響がありました。また、予算委員会でとりあげた、文科省文教施設工事に係わるOB組織「橡(くぬぎ)会」の存在と談合疑惑はマスコミからも注目され、NHKや各紙が報道しました。

 そのほか、日本映画の振興、医師不足対策、就学援助の拡大、学校教材費の確保、30人学級の実現、全国学力テストの中止、保育水準の引き下げストップ、障害児教育の充実、融雪屋根の税金節減、震災復興対策など様々な問題を取り上げました。質問に際しては、現地視察と関係者に皆さんとの懇談を心がけました。ご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございます。

 各県の皆さんと一緒に行った政府へ申し入れや交渉は15回。その内容は、豪雪対策、震災復興、基地強化問題、原発の安全性、医師不足対策、就学援助、ムダなダム建設の中止、過労死労災認定、青年雇用、スケートの強化施設などなど多岐にわたりました。

 また、会期中に訪問した地域は、担当の10府県を含む12都道府県。最後は日韓国会議員親善サッカー大会で韓国の全州を訪問しました。

 息つく間もない忙しい国会でしたが、「確かな野党」の値打ちを示す活動ができたと思っています。秋の臨時国会まで、本格的に10府県を駆け巡り、国会報告や調査、懇談を通じた要求実現に全力を尽くします。よろしくお願いします。



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