アイシン精機の株主総会へ出席した株主の寄稿を紹介します

第80回定時株主総会                          2003.06.26

報告事項(3)の会社が対処すべき課題に関しての質問ですが、全ての社員が健康で安心して働ける会社であってほしいと誰もが願っていると思います。
中間管理職の皆さんを始め、間接現業部門の社員の皆さんか日頃どのように働いているでしょうか?

私の聞き及ぶところを少々紹介しますが、これは間接部門で働くスタッフの社員ですが、『一昨年のお盆休みは1日も休みがなく、全て仕事をしたそうです。』『しかもこの働いた分の賃金は支払われなかったということであります。』

次は現業部門の職長さんと担当者の会話ですが、『工数が決められていて残業時間も制限がある。』『俺は皆に残業時間をまわすので、ほとんど残業がつけれない』ということです。『俺も家族もあり生活もある。しかたがなくサービス残業になっている。』自分の部下に向かってお前も『職長』になったら、そうせざるをないだろう。と話している。無理な生産計画で仕事が終わらないのでしょう。

何という会話でしょうか? グローバル企業を目指しているトヨタグループの中核企業の社員が、このようにして働かなければならないのですかね〜。すざましい働きかたです。
これらは今まさに社会問題となっている『無償残業問題』『過労死さえも起きかねない長時間過密労働』が職場にあるということではないでしょうか?

厚生労働省が01年12月に出した過労死の認定基準があります。残業時間が45時間/月を越えて働く期間が長いほど業務と脳、心臓疾患の関係性が強まると見解を示しています。
このような働らきかたをしている社員は果たして幸せと思っているでしょうか? 良かったと思えるでしょうか?
企業行動憲章も改定したようですから、こういうことのない健康で安心して働ける職場になってほしい願って質問をしました。
対処すべき課題ではないかと考えますので、議長の所見を伺いたいと思います。


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