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2008年2月9日(土)「しんぶん赤旗」

トヨタは社会的責任果たせ
愛知 総行動実行委が申し入れ


 トヨタ総行動実行委員会(羽根克明実行委員長=愛労連議長=)は八日、第二十九回トヨタ総行動(十一日)の一環として、トヨタ自動車とデンソー、アイシン、トヨタ車体などグループ各社に対し、サービス残業一掃、下請け単価の引き上げなどを求めました。
 トヨタ自動車本社(愛知県豊田市)には、羽根氏、榑松(くれまつ)佐一・愛労連事務局長、内野健一さんの過労死を裁判で認めさせた妻・博子さん、日本共産党の八田ひろ子衆院東海比例候補らが訪問し、要請しました。
 羽根氏は「トヨタ関連で働く多くの非正規労働者が、まともに生活できる賃金でない。下請け企業への公正な単価保障など、社会的な責任を果たしてほしい」と訴え。参加者は「賃上げをきちんとしてほしい」「下請け業者は原料、燃料高に悲鳴を上げている。これを単価に反映すべき」「ベトナム人研修生は時給三百円、ただちに改善を」などと要望しました。
 内野さんは、故・健一さんのQC活動などを業務と確定した判決に会社は従い、サービス残業部分を労働時間として再計算するよう、早急な対応を求めました。
 八田氏は、厚労省も企業への指導を約束したとして、「内野さんの問題をすぐに解決を」と要求。「長時間・過密労働をやめ、すべての労働者がまともに働ける賃金、労働条件にしてほしい」と述べました。

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