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2007年4月28日(土)「しんぶん赤旗」

トヨタ 社員がサービス残業告発
八田前議員ら 労基署に調査要請


 「お伝えしたいことは、常態化しているサービス残業についてです」「迅速な調査、対応をお願いいたします」――。トヨタ自動車本社のホワイトカラーの労働者から、日本共産党の八田ひろ子前参院議員のもとへこのような文面の手紙が届きました。
 八田氏、トヨタ党委員会、大村よしのり、根本みはる両豊田市議は二十六日、この告発の手紙をもって、三輪昇司・豊田労働基準監督署長に、トヨタ自動車のサービス残業、長時間労働の調査を求めて要請しました。
 手紙では、実際は「22:58」に会社から退場しているのに、労働者個人が入力する退場時刻は「22:00」とさせられていること、自動的に記録される会社の出入り口ゲートの入退場時刻と労働者個人が入力する勤務時間に差が生じていることや、休憩時間も好きなだけ入力可能で「18:00〜21:00」の三時間も休憩していることにして残業時間を調整するケースもあると告発しています。
 八田氏は、「これは長時間労働とサービス残業の問題で、サービス残業は重大な企業犯罪です。きちんと調査をしていただきたい」と強く求めました。
 三輪署長は、「サービス残業はまだ減っておらず、(その根絶は)重点対策。情報が寄せられ、問題点があれば、放置することはあり得ない。事実を調べた上で問題点があれば改善を求めていく」「一分一秒でも仕事なら賃金を払わなければいけない」と述べました。

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