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2006年11月28日(火)「しんぶん赤旗」

世界一企業で無法労働
愛知・豊田 トヨタシンポで告発


 史上空前の利益を上げ続けているトヨタの社会的責任を問うトヨタシンポジウムが二十六日、愛知県豊田市で開かれ、百人余が参加しました。愛労連などでつくるトヨタ総行動実行委員会と同シンポ実行委員会がよびかけ、今回で二十三回目。
 基調講演で愛知労働問題研究所の伊藤欽次氏は「トヨタは営業利益が二兆円を超す見通しの一方で、関連企業で違法雇用問題が相次いで発覚し、是正を求めるたたかいも広がっています。いまこそトヨタの社会的責任を厳しく問う世論を大きくするときです」と強調しました。
 日本共産党の林のぶとし前県議は、トヨタと県政のかかわりについて特別報告。「県の大型公共プロジェクトは、人もカネも『トヨタ頼み』が実態」とのべました。
 参加者討論では、「世界一の自動車メーカーを支えているのは現場での長時間過密労働だ」「下請け企業はコスト削減要求に応えるために、派遣労働や請負労働を導入せざるを得ない。偽装請負も増えている」と深刻な発言が相次ぎました。
 日本共産党の大村義則豊田市議と根本みはる市議予定候補も発言しました。


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