新聞に載った関連記事
2006年9月8日(金)「しんぶん赤旗」
日曜版10日号
請負労働者のでっかい喜び
9・11から5年―目撃者が語る
「しんぶん赤旗」日曜版10日号は、トヨタ系部品会社で働く請負労働者のでっかい喜びをお伝えします。労働組合をつくり、違法な偽装請負とたたかって2年。日曜版も応援し、請負会社に雇われていた59人が部品会社に直接雇われることになったのです。たたかいのドラマと偽装請負の実態を。
アメリカで起きた「9・11」同時テロから5年。目の前で見たテロと米国の現実を、ジャーナリストの堤未果さんが語ります。作家の梁石日(ヤン・ソギル)さんも、事件の目撃者として最新作への思いを語ります。
自民党総裁選に立候補する安倍晋三官房長官が政権公約を発表しました。「美しい国」の行き先とは?
子どもによる相次ぐ「親殺し」のニュース。いま親子に何が起きているのか。教育関係者や子どもたちの意見を通して考えます。
ユニセフ親善大使、黒柳徹子さんの「コートジボワール報告」の最終回は、子どもたちの姿を紹介。
カラー見開きワイドは、平和・民主・革新の日本をめざす全国革新懇の魅力と役割を特集。
「ひと」インタビューは、俳優の加藤剛さんです。
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2006年9月10日号より
■流れ変えたぞ! 請負労働者が直接雇用に
「世の中の流れを変えたぞ」――。トヨタ自動車の部品をつくっている光洋シーリングテクノ(徳島県藍住町)。請負会社に雇われて働いてきた請負労働者59人が、テクノの期間工として9月から同社による直接雇用を実現し、喜びの声をあげています。労働組合を結成して2年。法律違反の偽装請負とたたかってきました。大量の直接雇用は、かつてない快挙です。偽装請負の実態とあわせて、たたかいのドラマを。厚生労働省が偽装請負の解消を図る通達を出すなど、偽装請負を許さない流れが加速しています。
2006年9月8日(金)「しんぶん赤旗」
トヨタ本社を視察
共産党調査団 派遣は8000−9000人
(写真)トヨタ自動車堤工場を視察する日本共産党調査団の(右から)八田ひろ子前参院議員、塩川鉄也、高橋千鶴子、佐々木憲昭各衆院議員=7日、愛知県豊田市
日本共産党の「トヨタ自動車等産業・雇用実態調査団」は七日、トヨタ自動車(愛知県豊田市)の本社とハイブリッドカー・プリウスなどを生産する同市の堤工場での労働実態を視察し、中井昌幸常務役員をはじめ担当者と懇談、正社員を増やすことと労働時間の短縮を求めました。午後からは愛知県当局から、地域の経済と雇用に対するトヨタ自動車の影響について聞き取りました。
この調査は、史上空前の利益をあげながら、下請けでの偽装請負、違法就労の問題が多発し、リコールが急増しているトヨタ自動車と関連企業、地元経済の実態を把握するもので、六日から行われました。
堤工場では、派遣や請負などによって色の違う帽子をかぶった労働者が同じ工場内で働く検査工程などを視察しました。
トヨタ本社での懇談では、本体だけで正社員六万五千人のほかに、期間工が一万人から一万一千人を占め、派遣労働者が八千人から九千人になることが明らかになりました。開発部門は、正社員一万人に対し、二千人が社外から応援に入り、そのうち千四百人が派遣労働者となっています。
偽装請負の問題で直接雇用をするトヨタ系部品メーカーの光洋シーリングテクノに対し、中井常務は「一次下請けには法令順守をお願いしているが、個別のラインについては分からない」と述べました。リコールの急増と開発期間の短期化の影響については、「品質とは関係ない」としています。
愛知県当局からの聞き取りでは、調査した請負事業の84%が偽装請負であるなど法違反をしている実態などが明らかになりました。
七日は、佐々木憲昭、塩川鉄也、高橋千鶴子の各衆院議員、八田ひろこ前参院議員、瀬古由起子元衆院議員が参加しました。
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