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2005年6月4日(土)「しんぶん赤旗」

「元気」と「奉仕」魅力ある労組へ
自治労連が全国集会


 自治体再編や自治体リストラをはね返し、住民や自治体労働者の願いに応える大きな運動を職場・地域からつくっていこうと、自治労連(日本自治体労働組合総連合)の「元気な職場、元気な労働組合をつくる全国集会」が三日、大津市で二日間の日程で始まりました。全国から約六百人が参加しました。
 駒場忠親委員長は、自治労連運動の中で生まれている各地の「魅力ある労働組合」が、「住民に奉仕したい」という職員の働きがいに正面から向き合っていると強調。(1)憲法を守り、生かす草の根の大運動をすすめる(2)「二十一世紀初頭の自治労連の目標―こんな地域と日本をつくりたい」を掲げ、国民的共同を広げて「構造改革」とたたかう(3)このたたかいをすすめる三十万自治労連をめざす―の三つを実現するため、元気な職場・労働組合をつくっていこうと呼びかけました。

活力生み出す
 基調報告で田中章史副委員長は、憲法改悪反対や「こんな地域と日本をつくりたい」の運動が共同を広げ、活力を生み出していると強調。合併やリストラを「ピンチとチャンスに」ととらえ、公務・公共関連労働者を視野に、自治労連の強化・拡大が各地ですすんでいると紹介し、四十七都道府県すべてで自治労連の組織が結成されたとのべました。

労働条件向上
 「元気」「魅力」のもとは、第一に利用者、父母、住民から期待されていることを実感できることであり、その中で仕事に誇りを持つことであり、組合員を主人公にした活動だと強調。住民に奉仕し、正規・非正規のすべての自治体労働者の権利や労働条件向上へがんばる一万人の役員・リーダーをつくっていこう―と訴えました。
 人材育成コンサルタントの辛淑玉さんが「人を育てる―元気な労働組合への期待」と題し、記念講演しました。


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