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2005年4月2日(土)「しんぶん赤旗」

「勤労生活調査」 終身雇用78%  年功賃金67%  支持がふえる

五年前と比べ
 終身雇用や年功賃金など日本型雇用慣行を支持する労働者が増えていることが一日までに、独立行政法人労働政策研究・研修機構がまとめた「勤労生活に関する調査」結果でわかりました。

 「終身雇用」を支持した(「良いことだ」「どちらかといえば良いことだ」の合計)のは78・0%で、五年前と比べ5・7ポイントの増加です。「年功賃金」を支持したのは66・7%で、五年前より5・9ポイント増えています。
 正社員でない働き方が増えることについては、「雇用が不安定になる」が正規(83・3%)・非正規(81・1%)ともに八割を超え、無職・自営を含めた全体でも81・0%に達しました。「低賃金で働く人が増える」も、正規(83・7%)・非正規(82・5%)ともに八割を超え、全体で78・4%をしめています。
 一方、「自分の都合にあった労働時間で働くことができる」は七割弱(69・4%)、「組織にしばられないで働くことができるようになる」は約六割(61・7%)にとどまりました。
「正社員で」
 「正社員で働きたい」と回答したのは正規の約十割(97・7%)、非正規の約七割(68・8%)で、非正規の男性では約九割(86・5%)をしめています。
 調査は、昨年八―九月に訪問面接により実施し、有効回答数は二千七百二十九人でした。


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