"影におびえる者" (part4)


得体の知れない社外講師
勝村某

 浜名湖研修所で行なわれる係長既任研修で共産党の悪口やデタラメな共産主義理論を吹聴し、大変下品なことをしゃべっている社外講師に勝村一男という人物がいます。
 本人がいうには、ハクをつけるためかどうか、元共産党員を名のり、左翼対策、労務対策のために昭和22年に設立された「日本経済研究所」というところに所属しているといいます。その言っていることがまたひどい、『共産主義は一夫一婦制を認めない。女は男の共有物である。民青に入れぼ女が抱ける、この点では創価学会も同じである。女を共有できるから入信していった」 いやはやまことに聞いておる方が恥ずかしくなる内容です。こんなひどい話をデンソーの係長がまともに信用すると思っているのかと常識を疑います。デンソーマンをバカにするな。
 スパーク発行責任者も大学時代に民青同盟にはいって、その後共産党にはいってからでも20年になるが、こ二の講師の言っているとは全くのデタラメであることをこの場で断言します。社会党の悪口につづいて、今度は、日教組・国労・自治労・新日鉄などに共産党員は何人いると言って自分の持っている情報をひけらかしています。こんな情報は公安当局や警察から得たものと思われ、まったくうさんくさい人物です。
 スパーク発行責任者は『どういうつもりでデンソーへ来ているんだ』と聞こうと思って勝村某が所属している日本経済研究所へ電話してみました。ところがこの日本経済研究所と名乗る機関は日本に二ツあって、日本開発銀行がつくった財団法人のところに電話すると迷惑そうに『勝村という人はおりません。よく間違い電話がかかってくるんですよ』と言われました。そういえぱこの財団法人の方は昭和21年設立となっています。そこで紹介されたもうひとつの方に電話すると朝・昼・タ方・晩十数回、いつかけても、ベルは鳴るけど誰も出ません。『日本経済研究所』と大きな名前をつけていても留守番の事務員さえいないのです。
 日本電装という一部上場、売上一兆円の国際企業がこんな人物を係長の社員教育に講師として招いているとはあきれて、ものが言えません。