人権侵害者が歪めた日本共産党像;
天下の国際企業 デンソーの「社員教育」批判


テキストデータで 第1回です!


"影におびえる者" (part1)


「組合集会で発言する者は共産党だ」
こんな会社の干渉を許しておいていいのか
-スパーク発行責任者;労組執行部に申し入れ-
 今までスパークでは終戦後のレッドパージの争議、中村勝範氏の産業人講座について違載をおこない、皆さんに大変好評のうちに終わることができました。
 今回からのこの新連載では新たに入手した係長既任研修についての極秘資料にもとづき、会社の人権無視、憲法違反の恐るぺき体質を告発していきたいと思います。あわせて、不屈の66年の伝統をもち、国際的には確固とした自主独立路線をつらぬ<日本共産党の真実の姿を皆さんの前に明らかにしたいと思います。

 9月26目、スパーク発行責任者は、組合事務所を訪れ、会社がおこなっている係長既任研修と称した浜名湖研修所での憲法違反の社員教育をやめさせるよう詳細な講義録を示して申し入れました。人事部副部長と外部講師は口をそろえて、さんざん共産党を誹誇・中傷したあと、共産党員や民青同盟員のみわけ方を説明すると言って次のように言っています、『労働条件の低下に反対する、職場集会で賃上げを主張する、組合役員に立候補する者は共産党である』。
 スパーク発行責任者は応対した森誉執行委員に対して、「こんなことでは誰も組会集会で発言ができないではないか、会社の行為は、労働組合法が禁じている明白な不当労鋤行為にあたる。ただちに執行委員会で検討してほしい』と要請しました。これに対して森執行委員は『ノー・コメントです』と答えました。
 さらに、なぜノー・コメントなのですか、感想はどうですか、会社が怖いのですか、などと質問するといずれも『ノー・コメント』に終始して、まったく話になリません。まるでリクルート疑惑で追及されているどこかの大蔵大臣と同じ答えです。
 スパーク発行貢任者は最後に、「このようなことを放置しておくことは労働組合そのものの存立を危う<するものである』と執行委貝会で論議することを強く訴えました。
 常日頃、会社と組合は声を合わせて『労使は対等平等です』ときれいごとを言っていますが、こんなことは真っ赤なウソであることを印象づけられた出来事でした。まったくなさけない話です。