木管を作ろう
主催:宮崎県立芸術劇場 新潟市立芸術文化センター

1999年8月8日初回
その後 2000年 01年 02年 03年連続して 開催

 1999年の夏休みの1日、小学生から高校生までの31人がホールに集まり、オルガンの木管を作りました。

宮崎県立芸術劇場の主催。 応募した全員が参加しました。 パイプを作り、オルガンの中を探検し、自分で作ったパイプを本物のオルガンの中で鳴らし、できたパイプはうちに持って帰るという催しです。 最後にオルガン講習を受けた3人の子供たちの演奏とホールオルガニストの瀬戸山さんの演奏を聞いて、オルガン尽くしの一日を終えました。

 2000年には、催しが重なり参加者は10人、と大人が一人新潟市のホールの林さんも新潟で同じ催しをするので予習にこられました。 今年はホールオルガニストの瀬戸山さんはドイツでオルガンの講習会参加中、2年目なので他のホール職員も一緒に手伝ってくださり、全員鳴るパイプをお土産に持って帰りました。

 ホール正面の舞台に作業台を準備してあります。
 6つの班に分かれて作業をしました。
 ホールの職員も一緒に手伝い、説明にしたがってつくって行きます。
 材料は寸法もきちんと準備してありますから、正確に接着すればできあがります。

10時から始めて昼休みまでには全員ほぼ形が出来上がりました。

 かたちになったパイプを持ってご満悦。 この後は長さを切って音を出します。
 この後昼休みで1時間の休憩でした。

 午後は班ごとにオルガン探検に出かけ、オルガンの中を見学しました。

 そして舞台ではできあがったパイプを吹子を使って鳴らしてみました。そして欠点があれば手を加えてきれいな音が出るようにがんばりました。

最後には全員立派に使えるパイプを作り上げました。

同じ材料で同じ寸法で作ったパイプでも皆個性がありました。

 写真の吹子はこのような催しのために作った電動吹子です。 二つに分離して宅配便で送れます。

 BrustWerkのGedackt8'の代わりに作ったばかりのパイプをオルガンに入れてもらい、自作のパイプでオルガンを弾きました。

初めてオルガンを弾く子も、講習会で触ったことのある子もみな緊張気味、でも楽しく一日を過ごしてくれたようです。

 予定よりも早く16時前には全て終了しました。

 終わってからもいろいろ質問をする子供もいて、興味を持ってくれたことが伝わり、こちらも楽しく過ごした一日でした。

また来年もこのような企画をするそうです。


以降は2000年8月6日の画像です

演奏台の前で、オルガンの鳴る仕組みをホールの中村さんが皆さんに説明中。ホワイトボードの上の図はオルガニストの瀬戸山さんの力作、弁の動き、スライダーの仕組み、風の流れなどを全部表示できます。


オルガンの内部を探検中。 たくさんのパイプにびっくり。 メカニズムを実際に動かして音を出してもらいました。

あっちのパイプやこっちのパイプが鳴り音が色々なところから出てくるのでまたびっくりでした。

このオルガンは通路に余裕があるので誰でも見学できるようになっています。 これは同時に保守がしやすいということ、オルガンの寿命にとって大切なことです。

 去年のアンケートで希望があったので、今年は付き添いのご父兄にもオルガン探検の時間を作りました。


 2000年8月16,17日に新潟の小学生から高校生まで50人が参加、音楽ホールの舞台の上、オルガンの前で木管の製作に挑戦しました。

 オルガンの説明、歴史、そしてオルガンの中を初めて探検、最後にはミニレクチャーコンサートまで付いて、夏休みの一日を楽しく過ごしました。

 全員無事に音が出るパイプを作り上げ、大きなオルガンの中にいれて、実際に弾いてみるという経験はきっと大人になっても残ることでしょう。

 その後もこの企画は続いているようです。

 このような催しにご興味をお持ちのホール、団体、グループはご遠慮なくお問い合わせください。
 可能な限り協力いたします。 

大人向けには当工房にて開催いたします、日本オルガン研究会の催しとして開催することもあります。
出張開催も可能です。


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