指定された動作を指定された回数実行するエージングを行います。
ドライブの耐久テストやドライブソフトウェアの安定度を測るためなどに使用できます。
使用手順
1)使用するATPAIコマンドを選択する
エージングはDiscの読み出しを繰り返します。
Discを読み出すATAPI命令とそのパラメタを指定します。
2)Read方法を選択する
Discを読み出す方法と読み出す単位を指定します。
読み出し方法は単純増減や乱数などから選択します。
読み出す単位はRead命令のオプションとして指定します。
単位はLBAで読み出すサイズと読み出し間隔などが指定できます。
また、Read命令の時間間隔も指定できます。
3)継続方法を選択する
エージングを繰り返す回数を指定します。手動で停止する場合は無限ループを選択します。
4)エラーに対する処理を選択する
エージング中にRead命令がエラー終了したり、誤ったデータを読み込んだときにエージングを継続するかを選択します。
5)Discを読み込む
エージング中のRead命令がデータを正しく読み込んだかチェックしたいときはエージングの前に、
使用するDiscをあらかじめ読み込んでおく必要があります。
6)開始する
以上の準備が終わったらドライブにDiscがあるのを確認してStartボタンでエージングを開始します。
7)結果を確認する
エージングが終わったらログで結果を確認します。
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エージングモードの操作部
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| コマンド表示 |
エージングで使用しているコマンドをダイナミックに表示します。 |
| エージングコマンド選択 |
エージングで使用するATAPIコマンドを以下の中から選択します。 Read(10) Read(12) Read CD 通常はRead CDを選択してください。 |
| エージングモード選択 |
| LBAの変化 |
LBAの変化モードを以下の中から選択します。
| 単純増減 | LBAを指定されたStep数分増加する Start LBA>End LBAの場合は減算になる |
| 2ポイント | 指定された2地点のLBA(Start LBAとEnd LBA)を交互に読む |
| 乱数 | 指定されたの範囲の中で、LBAの乱数で読む |
| 乱数と単純増減(50回) | 単純増減と乱数の組み合わせ 乱数を1回、その位置から単純増減を50回の繰り返し |
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| 継続条件 |
エージングの継続条件を以下の中から選択します。
| 1回 | 1回のみ |
| 無限ループ | 無限回行う、ただし終了条件を満足すれば終了する |
| ループ回数100回 | 100回行う、ただし終了条件を満足すれば終了する |
| ループ回数設定 ... | 上記のループ回数を設定する |
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| 終了条件 |
エージングの終了条件を以下の中から選択します。
| コマンドエラーで終了 | Read命令がエラー終了した場合は終了 |
| データチェックエラーで終了 | Data チェックがエラーであった場合は終了 |
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データチェック の有無 |
エージング時に読み込みデータのチェックを行うかどうかを選択します。 データチェックを行う場合はData Checkチェックボックスをオンにします。 データチェックを行う場合はDiscからデータをあらかじめ読み込んでおく必要があります。 データの読み込みはデータのアップロードと選択ボタンで行います。 |
| データ表示 |
読み込みデータを表示チェックボックスをオンにすると 読み込みデータの一部を表示しながらエージングを行います。 |
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| ログ設定 |
| ログ設定ボタン |
ログ設定ダイアログでログ情報の種別及びログファイルを設定します。 |
| ログ表示ボタン |
ログ情報を表示します。 |
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| カレント位置表示 |
現在選択Discの範囲がビジュアルに表示されます。 グレー表示される部分は未選択の部分です。 ブルーのペイントで現在位置を表示します。 |
| 現在表示 |
エージング中にRead命令の成功、失敗回数を表示します。 Data Checkを選択した場合はデータエラーの数を表示します。 |
| 入力モード切り替え |
入力を10進と16進で切り替えます。 |
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エージングコマンドの操作部
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| コマンド固定部の設定 |
エージングで使用されるコマンドの固定部のオプションを指定します。 |
| コマンド可変部の設定 |
エージングで使用されるコマンドの可変部を指定します。
| Transfer Length |
読み込みブロックサイズの指定 |
Random Length チェックボックス |
このチェックボックスがオンの場合Transfer Lenghtを最大値 とした乱数値が読み込みブロックサイズになる |
| Start LBA |
Discの開始範囲を指定 |
| End LBA |
Discの終了範囲を指定 |
| First Track LBA |
Discの先頭TrackのLBAが表示される |
| Last LBA |
Discの最終LBAが表示される |
| ↑ ボタン |
先頭TrackのLBAがStart LBAにLast LBAがEnd LBAに置き換えらる |
| Step |
LBA増加の単位を指定 |
| Interval Time |
読み込み間隔をmsec単位で指定 |
Random Time チェックボックス |
このチェックボックスがオンの場合Interval Timeを最大値とした乱数値が 読み込み間隔になる |
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| データ表示域 |
読み込みデータを表示チェックボックスをオンにすると ここに読み込んだデータの先頭一部が表示されます。 |