2003年1月9日(木) 「愛車盗難」
(衝撃)
朝6時過ぎ、いつものように散歩に行こうと庭から犬を連れ出して玄関前に回ったところ、門扉が大きく開け放たれている。
一瞬、「・・・・?」となった直後、起き抜けのぼんやりした頭にも、何が起こったかが直ぐに分かり、呆然となる。
いつもそこに置いてあったロードスターが無いのである。薄汚れた車体カバーだけが風に揺らめいている。取りあえず大急ぎで犬の散歩だけは終え、家に入って妻に事情を話すと共に、110番ではなく、市民便利帳で調べて地元の警察署に電話を入れる。
電話に出た警察官は親切で、直ぐに担当の者を伺わせますとのこと。7時頃に近くの交番の若いお巡りさんが自転車で駆け付けてくれた。
住所、氏名、生年月日、勤務先、職業、盗難オートバイの車種、色、登録番号、車台番号、特徴、現在の推定価格(被害額)、日頃の保管状況などを聴取され、それをすべてお巡りさんが記入したものを最後に私が確認し、認めの印を押す。被害届だ。車検証は手元に保管していたので、助かった。
その後、実況検分ということになったが、どうしてもいつも通りに出勤しなければいけない事情があったため、妻にバトンタッチし、お巡りさんに詫びとお礼を言いながら、家を後にする。
(後悔)
オートバイの盗難が多いという話はオートバイの雑誌で読んだりしていたが、これまでは全く他人事にしか考えていなかった。そのため、誤作動で近所迷惑になったり、旅先でエンジン始動が出来なくなったりのトラブルがあった盗難防止装置は少し前から機能をオフ状態にしていたし、盗難防止のチェーンは長さが足りないため固定物につないでいないという有様であった。盗難対策としてはハンドルロックだけが有効であったのである。
季節も悪かった。真冬の未明、3時から4時頃(お巡りさん談:賊の推定侵入時刻)はまだ真っ暗だし、寒いのでどの家もしっかり戸締まりをして寝込んでいる時間なのである。新聞配達の人なども通らない。4、5人で来て、抱え上げて運び、ワンボックスカーに乗せて持ち去られたら(同上:賊の推定窃盗方法)、音もしないのでまず誰にも気づかれない。
一番悔しかったのが、BMWオーナーズクラブの盗難保険が切れていたことである。この保険は、あまり加入させたくないのか、加入しても保険証券も送ってこないし(加入申し込み書の控えが証明になるだけ)、1年間の保険期間が切れるときも何のお知らせもないので、更新していなかったのである。
(事後策・・・2日後)
盗難当日と翌日は仕事で忙しいのと、あきらめムードのため何もしなかったが、週末に、ダメもとと思い少し事後策を講じる。
まず、一応連絡しておいた方がよいと思い、ディーラーの店長に電話して状況を説明すると、直ぐに全国のBMW販売店に情報を流しますとのこと。もし修理等で持ち込まれたら判明する仕組みだ。
次いで、ツーリングクラブの会長等にメールで知らせたら、ホームページに捜索協力のお願いを載せたらどうかとのアドバイスも得る。早速載せる(下記)。それを自分のページに転載してくれた仲間もいてありがたかった。
お願い情報
2003年1月9日未明、自宅で愛車の盗難に遭いました。
実況検分に来た警察官の話では、プロの窃盗集団が4,5人できて車で運び去ったのだろうということです。
私にとって、東北や北海道ツーリングを共にしたとても愛着のあるオートバイです。
もしお近くやツーリング先等で見かけた方は、お知らせくださいますようお願いいたします。
車種 | BMW R1150R |
色 | 車体:薄ブルー シート:濃いベージュ |
登録番号 | 横浜は8785 |
車台番号 | WB10429J01ZF16660 |
お知らせ先: 最寄りの交番又は神奈川県警戸塚警察署(電話045−862−0110)まで