バイク道楽日誌 No.52

2003年3月1日(土)   「完璧?盗難対策」

(二度と盗ませない)
 以前オートバイ雑誌で、実際にオートバイ盗難にあった方が、「100万円の現金を盗まれたのと、100万円で買ったオートバイを盗まれたのとでは、深刻さが全然違う」と述べておられたが、まさにその通りである。
 愛車は愛馬であり、無機質な鉄の塊でも、乗り込んでいるうちに血が通ってくる。盗られた者でないと、この言いようのない喪失感は分からない。
 たとえ家の中ではないとしても、賊が我が家の敷地内に侵入してきたことだけでも気味が悪く、家族からも二度と盗まれないような対策を求められていたので、CSの納車の前後に可能な限りの盗難対策を施すことにした。

(新旧盗難対策の比較)
 今回の新たな対策は次の通りである。以前の対策と比べるとかなり徹底はしているが、これで十分という気もしない。以前の対策があまりにもお粗末であった。 

項目 以前の対策 今回の対策
保管場所 門と玄関の間 同左
車体カバー ほぼ常時掛けていたが、週末には手入れ等のため、日中外していたことも多かった。 下見されないよう、乗ってきた後も、手入れの後も、できる限り短時間にカバーを掛けている。
ハンドルロック 習慣的に、常時ロックしていた。 常時ロック。
防犯チェーン 初期の頃レッドバロンでもらったチェーンを常時付けていたが、短かったため固定物につないでいなかった。 直径約1センチ、長さ1.5メートルのくさり状のチェーンを、フェンスの支柱にからませてから装着。
アラーム・イモビライザー デイトナ社のマジックアラーム5を装着していたが、振動を
感知する方式で誤作動が多く、かつ、リモコンが効かなくなってエンジンが始動できなくなるトラブルもあったため、盗難の半年ほど前から装置をオフにしていた。
ヤマハ製のYM400を装着。誤作動の少ない傾きを感知する方式。リモコンを紛失等した場合にも、ある方法でエンジン始動ができるようになっている。絶対にオフにはしない決意。
門扉 全く施錠していなかった。 門扉を門柱から持ち上げて外されないよう、針金で固定した上で、夜間は門扉を大きな南京錠で施錠している。
センサーライト なし。玄関灯のみ 夜間、門を入ってくる人影を感知すると、強力ハロゲンランプが点灯して照らし出す装置を装着。
センサーアラーム なし 昼夜を問わず、門を入ってくる人を感知すると、室内でアラームが鳴る装置を装着。
盗難保険 BMWオーナーズクラブの盗難保険に最初の1年間は加入していたが、2年目は契約を更新せず、保険は切れていた。 同左の盗難保険に加入。更新についてもきちんと連絡をくれるよう、ディーラーに依頼した。
防犯意識 アラームイモビライザーの誤作動等に振り回されたあげく、盗難に気を遣うのが小人物に思えたりして、油断していた。 また狙われる可能性は大いにあることを自覚の上、気を抜かないつもりではある。
その他 ディーラーの店長の話では、「Rシリーズに比べたら、CSなどはそれほど狙われませんよ」とのことなので、Fシリーズにしたのが一番の盗難対策であったかも知れない。