2001年4月8日(日)    「由比桜エビツーリング」
(シーズン到来)
 7時頃、集合場所の西湘バイパスのSAに着く。早朝にもかかわらず、SAには先月のツーリングのとき以上にバイクが多い。気候が良くなって、寒い時期には蟄居していたライダーが活動し始めたのだろう。クラブの参加者は12名。
 箱根新道を通り、三島から国道1号線をひたすら南下。朝は曇っていたが、この頃には天気も快晴となる。沿道には桜がまだ満開の状態で残っているところも多く、目を楽しませる。道の駅「富士」で休憩。
(由比港)
 9時過ぎには由比港に到着。桜エビが海岸をピンクに染めて干されているのを楽しめるとのことだったが、残念ながら今日は漁がなかったということで見られない。
 しかし、清水港漁港の直売所は開いていて、まずはそこを見学。冷凍の桜エビ等を売っている。あまり早くから買い込むと帰るまでに解けるのではないかと心配したが、断熱の容器に入れておけば大丈夫という店員の薦めで、桜エビやアジの開きなどを買ってしまい、以後、バイクの後ろに発砲スチロールのケースをくくりつけて走り回ることになる。

(由比本陣)
 由比本陣の前は狭い通りのため、そこからやや離れたかつお節工場前にバイクを停めさせてもらい、かつお節直売所を見学後、由比本陣へ。東海道広重記念館と由比本陣記念館というのが並んでおり、それぞれ500円の入館料がかかるが、両方の共通券は900円。 まず広重記念館に入り、東海道53次や、その他の広重の浮世絵コレクションを見る。その当時の旅支度などのお宝的なものや、本陣屋敷の模型の中に撮影した人物を投影して説明させる装置など、結構見応えがある。
 本陣記念館は、建て替えたのだと思うが、立派な和風建築で、庭園も美しい。入館料の中に茶のお点前サービスが含まれており、茶室で正座して抹茶と和菓子をいただく。メンバーのひとりMさんは、ニーガードが邪魔して座れないため足を投げ出していただき、お点前の女性もびっくり。

(富士裾野を経て御殿場へ)
 大勢の観光客のためかなり待たされたが、近くの食堂で「桜エビのかき揚げ定食」を食べた後、帰路へ。由比から富士宮,139号線経由、469線を通る。469号線は、富士のすそ野を走る比較的狭い国道だが、周囲に緑が多く、交通量も少ないため、快適に走れる道だ。爽やかな風も吹いてまことに心地よい。途中、富士山こどもの国というところで休憩するが、この頃には少し冷えてきて、ポカポカ陽気だった由比で脱いでいた革ジャンの下のフリースを再び着用する。

 御殿場のコンビニで解散となり、箱根を通る組、246号線を通る組、東名高速を通る組と別れるが、私は東名高速を通り、17時には自宅着。 
【走行距離】  293Km