バイク道楽日誌 No.32
2001年3月11日(日)   「河津さくらツーリング」
 
(かじかむ寒さ)
 1月は風邪、2月は仕事で、不参加だったため、今日のクラブのツーリングは3ヶ月ぶりの参加ということになる。この間、バイクは、1月中旬頃に東京往復をしたきりであったので、バッテリーが上がっていないか心配しながらかけたところ、一発で始動。うれしくなる。後でクラブのメンバーに聞いたら、新品のバッテリーの場合は数ヶ月は大丈夫な場合が多いとのこと。
 6時20分頃に家を出たが、すっかり明けてはいるものの日射しがなく、北風も強い天候のため、集合場所の西湘バイパスのS.Aまでの走行ですっかりフリーズ状態。手がかじかんで、硬くなっている。冬前にグリップヒーターを付けるはずだったのに、さぼっていたのが悔やまれる。総勢13名が集まる。

(酒造見学)
 西湘バイパスから箱根に入り、箱根新道経由、136号線で西伊豆方面に向かう。今日の最初のツーリングスポットは大仁の菊源氏酒造見学。これまでツーリングでワインとウイスキーの各工場を見学をしたが、今日の日本酒の工場見学で3種のアルコール工場を制覇した形となる。
 この酒造は大変広い敷地にある。まず、仕込みの工場の前で生酒の試飲。市販酒と違い、加熱処理を一度もしてないので、2週間くらいで飲めなくなる酒とのこと。しっかり飲みたいところだが、バイク運転の身としては、お猪口に5ミリ程度ついでもらい、なめる程度。なめただけだったが、本当に美味かった。次の精米工場の前ではパネルの説明がある。その後、食堂のようなところに案内され、ガイドから、10種類くらいの酒と、酒粕を利用した漬け物などの宣伝販売を聞かされる。ここでも試飲ができるが我慢して、漬け物を土産に買うのみ。

(河津桜)
 大仁からは修善寺と湯が島を通って、河津町へ。途中で、名物のループ橋を通る。車で通ったときよりも、やはりバイクの方が面白い。日が射して、すっかり暖かくなる。道の駅「河津」で早めの昼食を取った後、いよいよ桜の名所へ。河津桜は有名なので、もっと大きな観光地だと思っていたが、意外と小さい。狩野川の土手に沿ってピンクの濃い桜の木が並んでいるが、中ほどにかかった橋をはさんで半キロ程度の長さだ。 
 結構市街化されていて、橋の周辺にいるたくさんの歩行者を避けながら進み、みんなのバイクを停めたのは、大きなスーパーマーケットの側道である。早速、桜並木の下を三々五々と歩くが、残念ながら桜は盛りを過ぎている。桜祭りは昨日で終わったということなので、仕方ない。この桜は、寒桜と大島桜の自然交配種で、色は濃いピンク。盛りには見事だろう。一方、川側の土手に長い帯状になって黄一色の菜の花が咲いているが、これは見応えがあった。

(伊豆スカ・・箱根ターンパイク)
 帰路は136号線の混雑を避けるため、109号線を通って亀石峠から伊豆スカイラインに入る。伊豆スカは車も少なく、快適。ここまではグループ走であったが、熱海峠のドライブインで一応解散。箱根ターンパイクを通って帰ったが、リッターバイクに乗ったメンバーはバイクも速いし腕も良いのか、あっと言う間に下っていく。
【走行距離】  263Km