ウィンドウズベースのPCは、まだまだ進歩の途中であるのだから、この与太話も正確で正しい記述とは行かない。
この世界、約2ヶ月で一般の世間の1年以上にあたるほど変化していくから、この記事を読まれる時は事情が変わっているでしょう。
PCをモノにするぞとがんばるのも、ちょっと過去の話の今日頃ごろです。 ...
以下の文章は、かって某ミニコミ誌に書いた物の一部です。了解を得て掲載しています。
パソコンに、とっても興味があるが、どうもよく解らないな〜という方々向けとの設定で書いています。
書いた時期がまちまちで、ある程度は確かな事から、ハテナな事まであるはずです。
取材の関係で、裏付けの出来ていない部分もあります事を、ご承知下さい。
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1998年頃の話から..
パソコンである。いきなりPCとか略されて通じてしまう。この様な物が世間を賑わせはじめて久しい。
つまりパーソナルコンピュータ(以下PC)なのだが、何故にこの様な物がこの世に定着したのか
小生少しばかり不可思議でもあるのだ。
だいたい、お金を沢山使うことになる上に、大変な努力と時間を必要とする事もある機械なんだけど。
それと、はまったり、染まったり、ある種の中毒状態の様になる事もありますよって付け加えておいてね。
さて、今やPCは家電量販店の広告やTV通販では必ず登場するし、資格取るならビバァ!!などと妙な宣伝もにぎやかだった。
だいたいパソコン等という軽薄な名前の機械に資格云々てのも気に入らないのだが、
一部の人にとっては、こいつをマスターしなければ人生の終わりがごとくの
強迫観念に襲われている状態であるらしい。そこまで行かなくても
貴重なお財布をはたいて、何となく買い込む人も多いのだろうな〜と思う。
とは言いつつ、実はこの原稿も当然パソコンで書いているのだ。
で、上がったらEメールで送信と。
それどころか、その他にオーディオ用のPCと映像用のPC、インターネットのウイルス対策用人柱PCなんて物まである..
白状すると他にFAX送信専用と、ノートと..そろそろ呆れる人もいるだろうな。
それなら、PCが巷に溢れることに何故やぶにらみの視線を送るのかと反論されるでしょ?
それはですね、だって、いろいろでたらめなんだもん、と言うことにつきまする。
そりゃ、それだけ買い込んでいれば色々あるでしょうと言われるところだけれどさ。
ここではPCと書いているのだが、取りあえずマイクロソフトのOS(オーエス)、
Windowsを搭載したパーソナルコンピュータの事としておく。
うーん、これだけで3つも訳の分からない言葉を登場させてしまった。
知識のある人には申し訳ないのだが、マイクロソフト..云々の言葉を
常識のごとく言うこと自体でたらめなんですよ。
でもですね、もしあなたがPCを買おうとビックリカメ屋などへ出かけられたら、
この位の単語は当然判っているんでしょ!てな応対を、にこやかにされる恐れがあるのだ。
ここでビビッてしまう人もいるでしょう。しょうがないから、そんなことは判ってるのさ..と居直る人もいるはず。
実際、○×電器製のマイモードで、ケータイと言うネーミングの個人用電話機と言うのと、
さほど変わらないのでそれで良いのだ。かなり強引だけど。
しかし、とにかくウインドウズPCを買ってきたとして、そいつが何をしてくれるのかって事だけど、
実は何の保証もない。ビックリカメ屋の店員だって、ヨドアキだって、良く思い出してみれば、
PCが洗濯をしてくれますとか、カップ麺が作れるとかみたいな、すごく現実的な事は言わなかったはずだ。
ウインドウズですね!最新のOSです!いいですよ〜お買い得です、とは言ったかもしれないけど。
ハテ、あなたはOSと言う、多分よく解らないであろう物に大金を使った事になるのだろうか....
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ところで、マイクロソフトは企業名、OSとはオペレーティングシステムの略、
Windows..ウインドウズはマイクロソフト社が開発して売っているOSの製品名である。
肝はこの製品名が複数形であることなのだが、取りあえず流しておくとして、
それよりも、OSってなんだい?と言う疑問を持つ方が先に在るはずだ。
これはTV報道で新製品の発表が流される程すごいもんとされている。
NHKまでが、単なる私企業の製品を報道するのだからすごいもんだと言うほどでたらめだ。
その上その報道内容がお粗末です。基本ソフトと訳されているようだが、そう言われて判りますか?
まあ、正しいと言われればそうらしいのだがそれだけですよ。
少なくとも私は解らないもの。
かってNステの久米キャスターだって解らないんだけれどいった顔で原稿読んでいたのが懐かしい。
ウインドウズ98の頃だったかな。そこで、少し突っ込んでみた。
OSはコンピュータに付き物だからコンピュータで辞書を引いてみると電子計算機とある。
電卓とは違う。こちらはカルキュレーター、計算器である。電卓は器になっちゃうのね。
でも和式デジタル計算器の算盤よりかはいくらか偉いかもしれない..
計算尺はアナログ計算機←これ解らないだろうな〜..
しかしどんなにあがいても、コンピュータは電子が付くだけに、取りあえず偉い機械なのだ。
規模の大きい電子素子で大量の数値を記憶..つまり沢山メモリー出来るのが偉さの秘密だ。
だから計算作業の手順をメモリーさせることが出来る。
電子計算機は一部の例外を除いてこの世に登場したときからデジタル式である。
もちろん直接その本体を使うのはとてもとても難しいものだ。
さて、黎明期のコンピュータは無数のスイッチの固まりをエンジニアがパチパチと動かして操作した。
その手順を1つずつ克明に考えてノートに書く作業がプログラミングの始まりだ。
将棋の棋譜みたいなもんだと考えて良いかもしれない。いくつものプログラムが沢山集まってソフトウエアとなる。
実働させるには、ノートに書いた手順に従ってスイッチをパチパチと入れてメモリーさせる大変な作業をしなければならない。
スイッチの入れ方次第では電子計算機は暴走して昇天してしまう事もある。
早い話が、素人の手に負えるもんじゃないのだ。
そこで、その辺を何とかしましょうと考えた人達がいたはず。
色々あって、頭のいい人が電子計算機とタイプライターをくっつける発想をしたらしい。
電気とタイプライターの組み合わせはキーボードとプリンタに進化したのだから、入力と出力がそろった事になる。
この様な入出力の機械と電子回路を上手くつなげて、電子回路が目論んだように働くような仕組みと
運用上の決まり事を造るようになっていった。
本来の計算を電子計算機にさせる事とは直接関係ないが、使い勝手を良くするには必要なことだったんですね。
かってテレタイプ(テレックス)と言うものがあった。紙テープに穴をあけて文字を送信する機械だ。
コンピュータへの入力も同様に紙のカードや、紙テープにタイプしたキーに相当する穴をいくつか空けプログラムやデーターを記録した。
カードを読みとり機に差し込んだり、テープを映画のフィルムのように走らせると穴がブラシ状のスイッチを
引っかけたり遮ったりして電気を入れたり切ったりしてくれるのだ。
かなり昔からコンピュータに関わった人は一行80文字という基本を知っていると思うが、紙カードが一枚80欄だったからであるようだ。
この様に紙のカードやテープが、形として現れたソフトウエアとかデーターと言われる物の幼年期だと私は思う。
決まり事はだんだん発達して電子計算機を使うときに常に裏方として使われる様になった。
これが電子計算機の操作体系、オペレーティングシステム、OSとなって現在に至ると考えて良いと思う。
OSが、一般のユーザーの前にその姿を表したのはフロッピーディスクが普及されてからであり、
ディスクオペレーティングシステム、略してDOS(ドスと読む)である。
現在のPC用OSはビルゲイツというマイクロソフトのエグゼクティブの戦略によって、実用に用いる..アプリケーションソフトと言う..
ワープロや表計算、お絵かき、音楽、通信(インターネット)などのソフトウエア群を同時に仕切るところまで発達してきた。マルチタスクと言う。
ウィンドウズ、その製品名が複数形なのはそれを象徴しているはずである。
さて、ウィンドウズですよ!エックスピーでーす、ビスタです!セブンですよ!!と言われて、ウルトラな感じで、大枚はたいてPCを買って来ても
ウィンドウズは極端に言えばPCの環境づくりと操作の補助役でしかない。
だからそれだけではなんにも出来ないのが当然なんだと言うのが実は正しい。
また、マニアは別にして、PCを使いこなしている人はOSの細かいことは気にしないようだ。
補助役の全てを理解する必要なんか一般には無いのだから、これも正解である。
OSの全てを理解したら、怖くてPCなんか使えないと思う。多分、いや絶対にそうである。
小生も必要なことしか知らない。解らないことが出てきて困ったら、知っていそうな人に聞けばよいのである。
大抵の、人の良いユーザーなら「それはですね〜ウフッ」と楽しげに、陶酔に浸りながら10倍くらい教えてくれるものである。
教えられる方が至福の一時を過ごせるかどうかは別にしてだけど。
そのうちに、自分が知っていることを聞かれた時は100倍ほど親切に教えてあげよう。
ところで、PCを買ったと言う人の多くはOSやアプリの区別や関連を知る機会もないのかもしれないな〜
こんな事コマゴマ解説していたら普通の客は帰ってしまうもの。
こちらの世界の、かってのメッカ、秋葉原の一見妖しそうなショップにいるベテラン店員なら
「オーエス(OS)だけ買ってもあなたのやりたいことは出来ませんよ〜」と言ってくれるかもしれないけど。
もっともフォローするというか誤魔化すというか、プリインストールパソコンと言うのが登場してきて幅を利かせている。
プリ=事前に、インストール=組み込み。事前にアプリケーションソフトをてんこ盛りに組み込み済みで販売というやつです。
良くできた物もあるが、とんでもない奴もいるので要注意の代表だ。意外とリスクがあると言っても良い。
ウィンドウズは同時に複数のソフトの動作を管理するのだが、てんこ盛りにインストールされたソフトを、
一体どれだけ立ち上げて使用できるのだろうか?
インストールされているソフトの多くは、レジストリと言われる、ある決まったファイルに記録されている。
レジストリ、登録と言うことである。それも単純ではない。
各種のソフトについて、それがメモリ(記憶装置..高速)やハードディスク(補助記憶装置..分厚いノートを使う感じ)をどれだけ必要とするかとか、
画面をどんな色でこんな大きさでと事細かに記録しているのだ。
ユーザーがそのソフトを使用するか否かは関係なく、常にレジストリを調べ更新する仕組みになっている。
なるほどと感心する人もいるかもしれない。実際、取りあえずこの方法が現実的だったのだろう。
ちゃんと働けばだ。色々工夫はされているのだけれど、このレジストリ..時々壊れたり流失したりするらしい。
登録制度だから、個人情報も当然記録されている。だから、古くなったパソコンをポイと棄ててはいけないのだ。
さて..レジストリの続きである。多くのソフトは、ウィンドウズ様に届け出をして登録してもらわなければならない。
登録して受理されると、よろしいと言うわけで、再起動せよと言ってくるはずだ。
ウインドウズは起動時にレジストリの内容を調べてソフトの仕切方を考えるからである。
当然、多くの場合うまく行くのだが、再起動したとたんにPCが崩壊することがある。
何らかの原因でレジストリが上手く更新できなかったり、そもそも登録を受け付けてはいけないような出来の悪い奴を登録してしまい、
そうなると「こう書いてあるもんね」と一度決めたことは不具合が生じても実行しようとするのだ。
どっかの国の行政システムみたいだな。この辺は、Windows2000以降、XP〜になっていくらか改善されたようだ。
所詮、ソフトウエアは人間が作るで物ある。最初の方でタイプライターのことに触れたが、ソフトは文字通り、英文で書いてある。
実際には機械語と言う数値みたいな物に変換されるが、決められた文法に従って数千数万と言う単位の行数で書かれている。
マイクロソフトのエンジニアがどこまで考えてウインドウズを書いているかは判らないが、
この辺でいいんじゃないかい?とか言いながらプログラムを書いているかもしれないのだ。
何しろ文字が26しかない国の人が考えることである。日本語の感覚で考えてはいけないのだ。
ところで、ひとまとまりのプログラムやデータを記録した物をファイルと言うが、今ではお古のWindows98PCのファイル数を調べたら
OSといくつかのアプリケーションを全て合わせて約35000と出た。
数えてくれるソフトがそう報告してきたのだが、ほんとかいな?しかし膨大であることは確かである。
そんなわけで、OSやアプリケーションのプログラマに悪気はなくても、ちょっとタイプミスしちゃったなんて事はざらにあるはずだ。
現実には勘違いや、分業での行き違い等が多いようである。
これをバグと言うのはどっかで聞いたことあるでしょ?不具合とも言う。
ミスとか、ごめんなさいなんて絶対言わない。アメリカ式でありますね。
実際、ウィンドウズPCを使うときは同時に3〜5程のソフトを立ち上げて使うのがウインドウズらしいスタイルである。
メールを見ながら、ちょっと体裁の良い返事が必要だからワードを立ち上げて添付する文書を作る。
さし絵が必要になったのでペイントも使うと言った様子は良くあるパターンである。
さて、これで3つなのではない。右下隅に表示されているのは時計のソフトであるし、
ワードで出てくる可愛いだけが取り柄のイルカも実は別のソフトだと思って良い。
ちなみにたまに鳴いたりするのはサウンドのソフトのせいである。だから、これで6つという事になる。実際はもっと多い。
ウインドウズはPCで動作しようとするソフトウエアを仕切ろうとする。鍋奉行みたいなもんだ。
中には鍋奉行に逆らうのがいて喧嘩になってしまう事もある。
奉行に逆らいすぎると、一般保護違反などと言われて追放されてしまう。
強制終了である。相性が合わず互いに知らん顔をしてしまうと誰も鍋をつつけなくなる。
これはフリーズの一種でありますね。
とにかく、そこまでしなくてもと言うほどウインドウズは仕切やさんだから、時々手が回らなくなるらしい。
PCの時計が良く狂うのはそのせいかと思うこともある..これは元々いい加減なものであると言われている。
そんなことを最近「仕様」と言うようだ。でたらめだな〜
最近のPCはアプリケーションソフトを事前に沢山インストールしてある事は前にも書いた。
実際ウインドウズだけでは..つまりOSだけでは「ようこそウインドウズへ」とか言われるだけで映画の1つも始まるわけではない。
小生、初めてウィンドウズを買ってきたとき..そのころのウィンドウズはフロッピーディスクたった3〜4枚..インストールして
初めて起動した時にWindowsのカラーのロゴマークが出た時はとても々々感動した..
でもそれから後はどうしたかって?Windows以前のDOSのソフトを動かしたのさ!
それと、フリーズとの戦いね。
その辺がバレてきたのか商魂なのか、カタログでも沢山のアプリケーションがインストールされています!何でも出来ます!と謳っている。
ハリウッド級の夢が即現実になり、無限の可能性が目の前に広がるらしい。
確かに小生の前には「ホーム家計簿てきぱきマァマァ」とか言うカタログコピーが広がっているのだけれどさ...
さてそんなにも素敵なPCであるが、これの管理人はウインドウズと言うOSである。
しかしながら、OSとアプリケーションの連携をきちんと検証してあるプリインストールPCも当然あるが、全部がそうとは限らないのだ。
おそらく、PCにあらかじめ入っている様々なソフトは、宣伝費としてPCメーカーにソフトの開発会社がお金を払って組み込んでもらっていると考えてしまう。
じゃなければ、アプリケーションが大盛りのPCほど安かったりする現実に合点がいかない。だとすると、完璧なものを期待してはいけないはずだ。
実際、パソコンショップのソフト売り場に行けばプリインストール版からのアップグレードパッケージなるものが売っているではないか。
購入してインストールすると扱いやすくなる。たいしてグレートにアップするわけでも無いが、ようやくまともなソフトになったという感じになる。
PCに付いてくるソフトは完全版ではない。なんか微妙な気持ちになるのだが...世の中そんなに甘くはないですね。
ソフトてんこ盛りのPCを買うときは、当たりのPCが買えるように真剣に祈ってから、出来るだけお金を沢山使うようにしよう。
「そうしないとでたらめなPCをつかんでしまいますよ」と言っても過言ではない様な気がするのだ。
さて、在る程度の夢を買うつもりなら、少なくともメモリをドンと増設しないといけない。これは基本。まっとうなメモリは値段が高い。
煙草か酒かカラオケかコンビニ通いの何かをやめる位の覚悟でいかないといけません。その前にパソコンやめろと言った人もいましたな。
でも、ここは頑張って投資しないと記憶力の悪いPCになってしまう。大量のアプリケーションを動かすには、PCにそれなりの頭が必要なんですよ。
最近、大容量メモリ搭載済み等と、ちょっと臭いことを宣伝している場合が多いけれど、OSウインドウズがXP〜Vistaになってから、
こいつ自身がますます大量にメモリを必要とするので..当たり前なのだ。
あなたが使えるメモリは、以前と違わないかもしれないって事です。Win7は軽くなって良い感じ。メモリの利用効率も良いみたいだ。
ウィンドウズベースのPCは、まだまだ進歩の途中であるのだから、この与太話も正確で正しい記述とは行かない。
この世界、約2ヶ月で一般の世間の1年以上にあたるほど変化していくから、この記事を読まれる時は事情が変わっているでしょう。
PCをモノにしたいと思ったら、思い立ったらすぐ始めること。手を動かしてみると感覚的に判ったような気になる。
そこが大事なんですね。それと過大な期待を抱かない事。それにつきまする。
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さて、PCは未だ発展途上の物で在るとしても、扱えるようになりたいという人は多い。
OSとかのお作法は在るんだろうけど「とにかく覚えたい」はアリでしょう。
実際、過大な期待を一時棚上げにすればPCはそんなに超難しい機械ではない。じゃあどうするの?
パソコン教室にお金を使うのは自由だけれど、日本では別の道も在るんです。
年の変わり頃。この時期に「パソコンやるぞ!」と、PCの世界の扉を叩く人は多いと思われる。
年賀状と言う大イベントがあるからだ。実はこれが結構お勧めの入門法である。
X'masカードでも暑中見舞いでもべつに良いんだけれど、年賀葉書と言うと適度なプレッシャーが在るし新年という締め切りがあるから、
Windows?XP?と本来サポート役のOSなどに気が回らない分パソコンをモノにできる可能性が大きいのだ。
人に見せる賀状を作るわけだから、プリンタなどの買い物も結構熱が入る。
印刷してなんぼのモノだから、プリンタ買うのはパソコン覚えてからでいいねとか、
後から性能がいいのが出るから今日はやめておこうってのが無意味で、安物でも何でも買って始めなきゃ話にならない。
これが良いのだ。年賀状を作ると言う明確な目的なら必要な買い物も解りやすいはず。
そしてPCとプリンタと、人によってはスキャナーやデジカメまで買いそろえたら、
取りあえずパソコンとは年賀状作成マシンだ!と叫んで納得していいのである。
パソコンは何ができるかって、取りあえず年賀状ができる、それでいいのだ。
実際に実用にできるソフト、アプリケーションを扱える様になることがパソコンのマスターそのものなのだから。
OSの細かい知識は自然に後からついてくる。何となくだけれど解ってくるのだ。
ところで、年賀状作成が簡単にできますよって店頭に並ぶソフトは結構多い。干支のはんこみたいにぞろぞろ出てくる。
シンプルなお絵かきソフトに正月らしいイラスト集をセットにしたような物から、デジカメ画像の扱いに長けた本格的な
画像作成ソフトまであるようだが、種類が多く初心者には解りづらいかもしれない。
たまたま買ったPCに、複数の年賀状に最適な?ソフトがあったりする。
この世界ちょっと変なのは、ここまでお付き合いして下さった方にはおわかりでしょ。
でも、繊細な人は「どっちを覚えればいいの?」って、これだけでパニックである。
まあ、たまたま手を着けた方覚えりゃいいんだけど、とは言いつつも、ちょっとお勧めのジャンルがある。
それは、葉書の宛先が印刷できるタイプ。それなりの努力は必要だけれど、一枚一枚の葉書に異なる宛先を自動で印刷してくれるものだ。
製品としては「筆○○」等と言うネーミングで出ている物にそのような機能がある。
これらは、実は郵便葉書を中心とした通信用文書の作成支援アプリケーションソフトであるのだ。
郵便物を扱うわけだから、少なくとも差し出し先の住所は扱えなくてはならない。PC的住所録というわけである。
郵便番号も当然サポートしているから、連動機能により〒番号を打ち込むと住所の欄が自動的に埋まってくれたりする。
何となくコンピュータらしくてちょっとうれしい。電話番号、メールアドレスや取引先なら所属部署等の詳細なデータも記録できるようになっている。
つまり、小規模ながらデーターベースの顔も持っているわけである。
年賀状と言う側面を取り払ってみると、情報管理と言った、本来のコンピュータらしい一面が見えてくるのだ。
パソコンをモノにするには、アプリケーションをマスターする事が重要だと言うことで、葉書作成ソフトの事を紹介してみたが、
やりたいことがハッキリ解っている人は何から始めても良いのである。
極端な話、TVを見るだけの目的でPCに手を付けても結構色々楽しめる事が在るはずだ。
TVは「テレビで見ればいいじゃないか」とも思うが、これが結構ハマル要素があるので気を付けよう。
特に、一部の個性的な独自規格を搭載するのがポリシーらしき会社が造っている物はそこのファンにしかお勧めしない。
そ〜ねと納得できない方もあるだろうから一言足しておくと、けっして変な物を造っているわけではない。
それどころか世界中のPCに重要なパーツを供給しているグローバルな存在なのだ。
ただ、完結した一つのパッケージとなると、個性的すぎる面があるが故にPCの一般的な指向とは必ずしも一致しない内容もあるからね..とまで言っておこう。
なに、既にそこの製品からPCに手を染めた人も心配することはない。少々高くても何でも、全て同社の製品を買い続ければいいのだ。
それで丸く収まる。だからファンにお勧めなのだ。金の切れ目が縁の切れ目にならないように頑張ろう。
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個性的なと言えば、もうそろそろ触れなければならない存在がある。
この所めっきり値が下がったというか安売りに転換したマックである。スタバやマクドの話ではない。
パソコンに縁のない人には、まっこと解りにくい省略名で呼ばれちゃっている機械の話である。
アップルコンピュータ社が提供するアップルマッキントッシュ。林檎電算機が造る青林檎号。まんまなのだ。
このメルヘンチックな名前のコンピュータは、その誕生にも極めて感動的な物語がたくさん付いてまわっている。
興味がある人は、その気になって書店を見回せばいくつかの書物が出ているはずなので一読してみては如何かな?と思う。
しかし、しかしだ。2002年の冬の始めに同社が日本で打ったキャンペーンはいかがな物か!!
テレビのCMを御覧になっていない人には申し訳ないが、あれはいただけない。
商売敵を批判するやり方は別によいのだ。たぶん、PCはどうしようもないコンピュータだけどマックは違う。
マックに乗り換えて地上の楽園にいらっしゃいとでも言いたいようだ。
曰く、マック以外のパソコンは、難解で、ケーブルまみれで、すぐフリーズするし再起動しっぱなしで、
データーをひっきりなしに保存しなければならない使い物にならない物だそうだ...それって、ひょっとしてマックのことでないかい?
話がぐるっと一回転するような案配で申し訳ない。
古くからパーソナルコンピュータに取り組んだ人なら多分解るだろう。アップルのマックは、すぐ落ちるので有名だったのだ。
ちょっと昔、最近ではフリーズと呼ぶ、コンピュータが突然動かなくなる現象のことを落ちるといった。
さらにもっと昔は暴走と言いました。こちらの方が現実に近いのだが、画面が突如として凍り付いた様に見えるので
フリーズに落ち着いてきたこの話、マックの専売特許と言っても過言ではなかった。
当時のマックの対抗馬は、未だ現在のPCではない。国産のコンピュータNECのPC−98シリーズである。九八式電算機と言った感じ。
シンプルなOSであるDOS(ドス)で動いていたこの機械は安定して動くのが取り柄で、ビジネス系のアプリケーションを使う限り落ちることも少なかった。
それに比較すると、当時のマックは、全く気分屋さんで、わがままなお嬢さん(失礼)の様に見えた物である。
お嬢さんと言ってもそんじょそこらのお嬢さんではないのがマックである。令嬢なのである。
実はマックには原型がある。プロトタイプとも言える、そのコンピュータには創業者の一人の愛娘の名前が付けれていたはずだ。(愛人説もある)
マックに詳しい人に正確なところを教えてもらいたいのだが、リサと言ったのではないかな〜。
取りあえず令嬢と言うことにする。
さて、誕生した米国での話だがマックは元々庶民の使う物ではなく、エグゼクティブのためのコンピュータであると考えた方がよい側面がある。
エグゼクティブが側近として迎える秘書は良家の令嬢でなくてはならなかった。
だからマックの開発には惜しみなく大金が投じられ最新の技術も先取りされたのである。
「それは無茶だよ」と言うくらいの困難な仕様もためらうことなく採用された。
その代表が画面のアイコンをマウスでクリックすることだ。グラフィカル・ユーザー・インターフェイスと呼ばれる画期的な方法の実用化である。
考えとしてはあったが、本当にやるとはね〜と言うのが当時の印象。
当時、コンピュータはビジネスのために社会に普及し始めていたが、大きなコンピュータを多数の人でシェアリングしたり..端末と言う言葉はこの辺から出る..
やがてIBM系のPC−ATと呼ばれる物になる極めて実用本位のビジネスマシンが基本となる。
操作もコマンドと言われる呪文をキーボードから打ち込む素っ気ない物である。まあ、労働者が使わされる道具ですね。
そんなものを会社の偉いさんに教えるのはたまらんと言うわけでマックが注目された経緯もあるようだ。
だからと言うわけでも無いのだろうが、マックのマウスはボタンが一つ。これでは左か右か悩む余地はない。
ほとんどマウスで操作するお約束なので、文章を扱う以外にはキーボードに触る必要がない事になっていた。
ところがこの御作法が少々きつかった。機械にとってはタイプされて来る文字を解釈する方がよほど楽だ。
画面にアイコンを表示して、しかも引きずる操作やクリックの操作を監視して反応するのは大変なことである。
しかも、マウス中心の機械である故に、コンピュータで絵を描こうとか音楽情報(MIDIミディと言う)を扱うのには向いていた。
キーボードの矢印キーで線を引いていたのではつらかったCG分野の開発がマックをベースにして進んだのである。
マックは誕生した瞬間から10年以上先の夢を背負い込まされた上、それを拒絶しなかったし、できなかったのである。
マックにはマックOSと言う物がある。WindowsOSと同じ立場にいる物だが、
最初から少々重たすぎる任務を背負い込んだためトラブルの発生することが頻繁だった。
また、日本での販売方法にも問題が在りすぎた。
特に、高級なメモリを大量に必要とする機械なのだが、必要な量の1/4位しか組み込まずに売っていたのではないかな?
WindowsPCでも同じ事をやっているので困った物だが、マックOSはWindowsよりも、はるかに多くのメモリが必要だ。
初期のWindowsが64Mのメモリでかろうじて動いていた頃、同時期のマックは、おそらく256M以上のメモリが必要だったはず。
当時は、そんな大量のメモリを積んだら高すぎて売れないと思ったのか、マックの理想なんぞ考えない販売がなされたのである。
CGやDTPをやりたい。しかし、機械の事は、実は良く解らない。こんな人たちがマックに走った。
この結果、日本中のマックは落ちまくることになるのである。
コンピュータは情報(データ)を扱う機械である。マックでもPCでもそれは変わらない。
主記憶装置であるメモリをケチった機械を売りつけるのはやめてほしいものだ。
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コンピュータは情報を扱う機械である。「情報」と安易に漢字ってしまうと実は少しピンぼけ。
できれば英和辞書を覗いてほしい..情報informationには、計算機から出る、又は入れる資料と言う意味もある。
データdataと言う言葉も使われデジカメのデータと言ったりするが、こちらも資料と言う意味をもつ。
少しこだわってみたが、コンピュータは人間が作った資料(データ)を処理加工する機械である事を再認識してもらいたいのだ。
処理加工はプログラムと言う進行表..これも人間が造る..に基づいて忠実に実行される。
それがどんな結果になってもコンピュータは働き続ける。これをああしたら世の中どうなるかなんて考える力なんて当然持ち合わせていない。
全てを人間が作る資料(データ)が支配するのがコンピュータの世界だ。だから、つじつまの合わないデータが含まれていればフリーズする。
もし、悪意のあるデーターがコンピュータにインストールされ、そこにコンピュータを的確にコントロール出来るデーターが含まれていたら、
それは真面目で几帳面な人物に悪意の隠された資料を渡して仕事をさせるような物で、「面白いことになるぞ」と囁いたのは悪魔か人間か..今回はそんな話である。
あえて遠回りをしたが、ウイルス、コンピュータ・ウイルス・プログラムに関心のある人も多いだろう。
ウイルスはコンパクトに造られた悪意のあるプログラムやデータで、これを処理したコンピュータの動作状態やプログラムの振る舞いが異常になり
他のコンピュータへ伝播していく。ヒトの伝染病等と似ているので比喩的に呼ばれている。
何か摩訶不思議な物でもなんでもない、姿はたんなるプログラムやデーターである。だから、メールやエクセル等のファイルに簡単に潜り込む。
人間にとって何かを自分の意のままに操ると言うことは魅力的なことだ。
人間を操るのは結構骨の折れることであるが、相手がコンピュータであれば簡単で結果も早く出ると言うもの。
悪意のある資料をそっと差し込んでやればいいのだ。
重要なことは、ウイルスは「コンピュータを的確にコントロール出来る」(悪意のある)プログラムと言う所にある。
そして、なんと、(悪意のある)を取ってしまうと、これは素晴らしいことに変身する。
機械というものは的確にコントロールされてこそ実用になるものだ。コンピュータというハイテク機器はなおさらである。
ウイルスはドジなエラーを起こさないしコンパクトで高性能なプログラムである..の、はずだったのだが
ウイルスにバグがあると言うややこしい事も最近在るようだ..
しかし、とにかく、XPやビスタは重たくてね〜とか言って動かないウイルスなんてあまり聞かないでしょう。
ウイルスを作成するというのは感情的にも技術的にも面白い側面がある上、作成者のスキルには需要が大いに有ると言っても良いのかもしれない。
つまり、おそらく、金になるのだ。
犯罪であると言っても、捕まえて司法の手に引き渡すより、利用したいと思う者が存在すると仮定すると、
ウイルスを作り世に放つことは宣伝活動でもあるわけで、持ちつ持たれつ、コンピュータソフトウエアのダークサイドの典型となってしまう。
日本では人間性善説と言うか、ちょっとお人好しな事が多いが、コンピュータの世界ではそうはいかない。
コンピュータプログラムは人間が作るものだから、ウイルスも、ワープロソフトもエイヤッと言ってしまえば同じ物なのだ。
事実上無料に近い形で浸透したワードやエクセルもウイルスとは言わないけれど、麻薬みたいな物だと感じることがあるのは小生だけだろうか?
ところで、自分のPCをウイルスから守ってくれるのは結局自分しかいない。
プロバイダなどの対策サービスやワクチンソフトをインストールしたから絶対感染しないと言う物ではない事を強調しておく。
まして、何もしていなければ「そいつは必ずやって来る」
注:最近のコンピュータウイルスは、くだらない迷惑なパフォーマンスを止めた様だ。
もっといやらしい事にPCの中に密かに住み込んで悪さをする。
個人情報を密かにどこかに送る等、迷惑を通り越している。
それと、マックはウイルスに関係ない..そんなCMが一時流れたが信用するのもいい加減にして欲しいと思う。
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堅い話が続いたから、ちょっと外に出てお買い物に行こう!
パソコンを使っているとウイルスなんてうっとうしい物にもいやでも遭遇する。
運が悪ければ大事な愛機が昇天する可能性だって在るし、甚だしく汚染されてしまうと処置なしだ。
ウイルスに限らず、パソコンでこなす事柄が多いほど、忙しいときに限ってトラブルは「こんにちは!」とやって来る。
修理に出している時間が無い。しょうがないから壊れた機器は買い換えだと決断したり、
テンションが上がるタイプの人は「どうせならフルセット新型だ!!」と財布を握りしめてパソコンショップに走る..しかしそれが出来ない人もいる。
お金の話ではない。パソコン店が苦手という人は結構いるはずだ。
それでも最近では、カメラ安売り店系列のピー館なんてのが明るくなって..ピーカンならそうあるべきだけど何でピー館なのかな?
パソコンのPか..パー館じゃ具合悪いわね..そこそこパソコン店OKの人も多くなったと思う。
しかし、秋葉原と言うとまだ敷居が高いな〜と思う人もいるでしょ?秋葉原、アキバ、いきつけない人には怪しい街だ。
ほんとに怪しい所も多くなった街なのだが、元々電気街と呼ばれ日本の電気機器流通をしょって立つていた問屋街だ。
今でもその本質は変わりはない。電気に関する物なら何でもある。
当然パソコンショップも沢山あるが、これがちょっと怪しい雰囲気を伴っているのだ。
同じ様なショップでもルーツが異なる店が入り交じっているのがその原因。
電気街のデパートと言って良い大型家電店もあるが、元々が工業電子部品を扱っていた店や倉庫業のところ、
中古品専門だった店、ゲーム玩具店等々バラエティに富んでいる。
それぞれ元々の顔を少し残している。店員の雰囲気もそれぞれカラーが濃いから面白いんだけれど、苦手意識も出てきて当然かもしれない。
それでも小生、アキバのパソコンショップに行ってみることを勧めるのだ。
最初から大きな買い物は難しい。小さな物から始めよう。プリンタの高級紙とかデジカメのメディア、何かの接続ケーブルでもなんでも良い。
そして、お店の店員に色々聞いてみよう..お買い物をする気がないのに聞きまくるのはやめにしてね..
さて、何を聞くのかというと、素朴な疑問で良い。メーカーの違いでも良いし、同じ形で値段が違うのはどうして?でも良い。
店員の反応は様々である。その辺をしっかり頭に入れておく。
邪険にされることもあるが気にしないでほしい。そんなときは、その店の元々が専門性の高い部品屋さんだったりする。
在る程度の知識がないお客には売らないのだ。意地悪とはちょっと違う。専門的な説明をしてもかえって混乱させると判断されただけだ。
こちらが少し解ってくると実に細かく説明してくれるようになる。その店には知識が増えてから改めて出かけよう。
本当のプロがいる街、それがアキバなのだ。その間口も広いから自分にフィットする店が必ずある。
なんでも聞いてみよう。在る意味勉強に出かけるのだ。だからマナーがある。
混雑しているときは店員の手が空くまで待つ。知ったかぶりをしない。
解らないときは解りませんと素直に言う。原則として値切ってはいけない。
値切るのではなくて予算を率直に言うとそれなりの応対が得られることもある。
うちではその値段は無理だけどあっちの店で聞いてみたらとか、お客さんが欲しがっているのと同じ性能の物がこちら、
デザイン悪いけれど、と言った具合だ。
例えばCD−R、太陽誘電と言うメーカーを勧められて、そんな会社は知らないと困惑した時期があった。
今では知られた事であるが、CD−Rの基礎を確立したメーカーである。
そんな知識をいち早く持っている街がアキバなのである。アキバでは商品と一緒に知識も買ってくるのだ。
秋葉原のパソコンショップを散策していると、お客と店員の様々なやり取りに遭遇する。
端で見ている分には、かなり笑えることもあるが当人達はそれぞれ必死だ。
最近ではあまり使わなくなったフロッピーディスク、パソコンが世に出た頃はとても高かった。
今は(売っていない!?)一枚百円以下であるが、当時は化粧箱10枚入りで1万円である。
箱売りが普通だったが一枚ずつ売る店もあった。
小生自身の話だが、あるショップに入りフロッピーを一つと店員に言って財布を探っていると美しい化粧箱が差し出されてきた。
こっちの手には千円札一枚。息詰まる瞬間が訪れてしまった。
二人とも無言である。勇気を振り絞って「バラ売りは...?」再び深い沈黙。
下を向いた店員がカッターナイフを取り出してカチカチと音を出し始める。
額のあたりが涼しくなる。「いいですよ..」と言いながら、化粧箱に刃をあてパッケージのセロハンをそっと切り取ると
1枚取り出して丁寧に封筒に入れて渡してくれた。
当時のフロッピーは記録面が一部むき出しになっていて、指紋を付けただけでパーになる事もある物だったから
アキハバラといえどもバラ売りは難しかったのである。
フロッピーが今と同じ形状になった頃、メーカー名も何も印刷されていない物が割安で出回り始めた。
ノーブランドと言うのだが、信用のおけない物もあったので大型店では取り扱っていない。
そんな店のカウンターに若い女性が「ノーブラのが欲しいのですが」とやってきた。
店員が二人がかりであたふたと応対している。アキバでは珍しく店員の方がしどろもどろである。
「そのような物は..」と口ごもっていて話ができないでいるのがおかしかった。
結局女性客は「ノーブラだめですか」と言って帰ったが、姿が見えなくなってから店員が同僚につぶやいた。
「女の人に突然ノーブラって言われたって困っちゃう」。本当の話である。アキバの素朴な店員さんの強敵は女性客かもしれない。
女性客と言えばWindows95が世に出てインターネットが普及し始めISDNが登場した頃の話だが、
マニアは別にして一般の人では女性の方がネットに熱心だったようだ。
女性客の中には結構大胆で細かいことは気にしないタイプの人がいる。
そんな女性客と店員のやり取りを実況してみよう。これも99パーセント実話である。
小生がショーケースを覗いていたとき割り込んで来た女性と店員との話に思わず聞き入ったことだ。
インターネットするにはアイエスデーエヌとテーエーがいるって聞いたんだけど?
:TAはこちらです。
:どれがいいの?
:基本性能は値段が同じくらいなら変わりません。アナログポートの数が多いと便利です。
:子機がいっぱいつなげるのね。
:普通の電話機なら3台まで接続できますね。
:インターネットしながら電話もFAXも大丈夫なのね。
:はい、でも同時に使えるのはパソコンも入れて2台までです。
:それじゃ意味無いじゃない!こっちの沢山差し込みの付いたのはなあに?
:ハブ付きのルーターですが..
:はぶつきのるうたあ??なにそれ?
:インターネットにつなぐ機械です。
:テーエーと同じじゃない。
:TAより偉いモノです。
:なあんだ。ちゃんとした高級品も在るんじゃないの。
:多少知識がいりますが、設定はオートが進んでますから..
:オートマがいいわね。これにしようかな?
:パソコンは何台お使いですか?
:これから買うの。2台もいらないわよアハハハ。アイエスデーエヌも一緒に買うから安くならない?
:あのう..TAだけで宜しいのではないかと...
:あっそうアイエスデーエヌ置いてないのね.....
結局お買い物はしなかったようだ。そして多分これでよいのだ。
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IBMが、パーソナルコンピュータの部門を中国の企業に買収だか身売りだかしたらしい。
中国産のIBM−PCはオープニングの音楽がチャカチャカチャンチャンチャンチャンチャーン♪って鳴るのかな..
ThinkPadは携帯思考か..でも北朝鮮でなくてよかったな。もしそうだったら起動画面はあの肖像画になるのは間違いない。
それにしても、IBMはストレージ部門..ハードディスクなんかを造っている..は日立に売ってしまうし何やっているのだろう?
CPUはどうするのかな?林檎電算機のCPUに関わっていたはずだったが..
まあ、何をやってもウィンテル(ウインドウズとインテル=主としてウインドウズPCに採用されているCPUのメーカー)には
かなわないからやめちゃおうと言うところかもしれない。
林檎電算機がインテルのCPUを積んだら、ある意味終わりだな..あり得ないけど現実になるね。それはマックじゃないと思う。
もっともPCのディスクトップがマックになったとしたら、つまり画面のデザインがマックになったらマックのユーザーはどうするのだろう。
マッキントッシュとは名乗らないだろうけどデリシャスとか言ったりして。
マックの画面、ユーザーインターフェイスと言うけれど、これが全く同じだったら間違えて買う可能性も少しはあるよね。
企業の買収や統合が頻繁に起きる今日この頃、そんなことも起きるかもしれない。
こんなことを妄想するのも、マックの中身が極めてPCに似てきているからだ。
パワーマックからPCと同じ配線規格を取り入れたマックは、コンピュータの重要なパーツである
補助記憶装置(ハードディスクやMO等)の接続にSCSI..スカジーという規格を使っていたのもやめてしまった。
SCSIは信頼性が高く高速で、何よりも常に動いていることが大前提になっている規格だ。
今でもプロバイダーが設備するコンピュータや、企業の大きなシステムには使われている様だ。
これがいつの頃からかIDE..アイディイーという規格に変更された。
安いのが身の上の規格で、ウィンドウズPCでは全てこれと言う状態になり、現在ではS-ATAと言う規格に改良されて非常に高速になったが、
信頼性はいまいちの感じ。よくハードディスクが飛んだ!!と致命的なトラブルを起こすやつね。
ウインドウズPCはコストが重要だからこれで良いとする。
3年くらい使ったら交換する消耗品だが、マックもそんな事で良いのかしら?おかげでマックの値段はかなりリーズナブルになったけれど。
かってのマックはよくフリーズした。これは、理想を高く持ちすぎたマックOSが、まともなメモリーを積んでもらえなっかったからだと前に書いたが、
SCSIのハードディスクは結構頑丈で、激しく落っこちても..フリーズの事..大切なデーターは無事である事が多かったように思う。
マックは理想を追求したコンピュータだったからね〜と過去形になってしまったような気がするのだが熱烈なるマックファンはどう考えているのだろう。
ご存じの方も多いはずだが、マックの良さは、実はマックのアプリケーションソフトの優秀さにある。
別にマックでなくてもウインドウズPCに移植されたマックオリジナルのソフトも非常に高いパフォーマンスを発揮する..マックに特化した物は別だけど。
そんな優秀なソフトやデーターも、それらを収容しているハードディスクをコスト競争だけの理由でウインドウズPCと同じにしちゃったのだとしたら嫌だな。
多少わかっているユーザーはUSBと呼ばれる外付け可能なハードディスクをバックアップとして使っている..これも中身はたぶんIDEなのはちょっと皮肉。
ところで、ウィンドウズのユーザーはバックアップをやってますか?しつこいようだけどハードディスクはヤワな物に変わっているのです。
ソフトショップへ行けばバックアップのソフトは花盛り。今のハードディスクはすぐ壊れるからに他ならない証拠かも...
話は変わるが、女の人がPCに触りだしたのはいつ頃からだろう?
マックの方はちょっと可愛かったり、しゃれた感じがあるから女性のユーザーがかなり前からいた。
しかしPCの方は、お世辞にも可愛いとかいえるもんじゃなかった。実用本位が身の上で、いわゆるただの箱に入った機械である。
PCが日本に入ってくる以前に、NECのPC9800シリーズと言うのが在って、日本独自のパソコンだったのだが、
こいつがぎりぎりデザインが良いとか言われたくらいな物である。
オフイスユースには随分使われていたから、企業に就職してそこで覚えたという人がPCの時代になっても気構えること無く触れるようになったのかもしれない。
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そういえば、企業でパソコンを使う場合、特に文字文書を扱うためにキーボードをかなり極めなくてはならない。
キーボード..こいつがね、やっかいなんだな。苦手な人も多いでしょ。小生も苦手だ。こればっかりは努力なんだな。
特に若いうちに身につけるのが王道なことの典型で、今では小学校でも授業で在るはずだからお子さんをお持ちの方はがんばって身につけさせよう。
さて、企業でパソコンを習得した人の中には悲劇の道を辿った方もいる。
かなりの企業でオアシスという富士通製のワープロ専用機が使われていた。
こちらからキーボードに入った人はかわいそうなことになる。独特の操作をするキーボード(親指シフトという)を習得する必要があったのだ。
その頃は日本語を入力するには一番優れていると言われていたから、これを採用していた企業は多く、社員、特に女子社員に
このキーボードの習得を熱烈指導したと言われている。
ところが現実には、ワープロ専用機は姿を消して行く事になる。
まだ一部には残っているようだが、通信機能やグラフィックなどの能力で劣っていたせいかパソコンに置き換えられていくと
当然のように親指シフトキーボードは無くなってしまった。
メーカーの都合もあるだろうけどユーザーには深刻な問題だったのではないかな..
ついでに思い出したけれど和文タイプ、これについては多くを知らないけれど、今では日本に一台あるかないかという状態らしい。
これを頑張って習得した人はもっと悲劇だ。
さて、ワープロ専用機に熱心だった富士通は、NECの9800系パソコンにその座を奪われる。
すると、さっさと撤退して、現在のPCに鞍替えしてしまった。
そのNECも海外..アメリカさんのPCが上陸してくると名前はPC98と残したものの98NXとして中身はPCと同じになった。
若干の救いはキーボードのキー配列がほぼ同じだった事。
値段の安い海外メーカーのPCがNECに取って代わったけれどキーボードの点では移行が楽だったはずだ。
それにしても、NECの旧PC98系パソコンはキーが打ちやすかったな〜
昔、企業や仕事でパソコンに出逢った人は、「そうそう」て言うのじゃないかと思う。
デスクトップ型のコンピュータが安価なPCに置き換わると、国内のメーカーは、いわゆるノート型のコンピュータに力を入れ始めたのだが、
これは当たりで、ものを小さく造るのが得意な日本製のノートパソコンは使いやすいものが多く、このへんが女性には受けたような気がする。
デザインではマックのパワーブック(マックではノートタイプをブックと呼ぶ)には及ばないと思う点も多いが、実用性とのバランスが良いものが多い。
現在ではちょっとしたオフィスに行くとノートPCがずらっと並んでいる。
ばりばりキーボードをたたいて仕事しているのは女の人なんだなあと感心する。
俺はパソコンなんていらないぞとうそぶいていた一部の男性は窓際族になったけどね。
いろいろ大変そうなキーボード、最近ようやく主たるキーの位置も共通になっていくらか楽にはなった。
若いうちに身につけよと言ったものの、それが無理な人もいる。
だって、若かった頃にはパソコンもワープロもこの世間には無かったんんだものと言う世代は結構いるだろう。
きちんとしたタイピングのスクールに行く事が一番良いのだが、そうも行かない人のために、キーボードから文字を
いくらかでも早く打てるようになる方法を解説しましょう。それもできるだけ楽してね。
まずキーボードを交換できるPCならできるだけ高いのに変える。これからPCを買うならやっぱり少しでも高いのを選ぶ。
キーボードの作りはいくつか在って安いものは千円以下だけど、そんなの打ちにくいよ!これは初心者にはわからないはず。
触って気に入ったのでも良いのだけれど、小生の経験では実は良いキーボードの善し悪しを判断するのは難しい。
値の張るのは、それなりに良いのだと最近再認識したくらいだ。タイプミスが激減する。
さて、キーボードを前にしたら、文字を扱うソフトを起動しよう。これはマウスでできる。
ウインドウズならメモ帳と言うソフトが必ずあるのでそれで良い。日本語入力の状態にして..
まずFとJのキーに注目する。Fは左の人差し指、Jは右の人差し指で押さない程度に触れておく。このキーにはポッチが刻んであるから指触りでわかる。
これがスタンバイ状態。ホームポジションと言う。画面に打った文字が出る状態で以下のキーを探して押してみる。
それは、A、I、U、E、Oの五つだ。五つのキーを左右の近い方の手で、且つ近い指で探すようにする。
左はAとE、右はU,I,Oとなる。日本語入力の状態で在ればAIUEOは「あいうえお」だ。
この五つのキーをキーボードを見ないで打てるようになっておくと後は自然に早くなる。
ちなみに、UとIとOは、スペースキー中央右方向を親指で探ると..右手でね..人差し指辺りに三つ並んでいるし、
Aはホームポジション左小指、EはSとWをはさんで御近所にある。ついでに覚えてしまうと良い。
FとJ、加えてテンキー(キーボード右の数字キー)の中央5のキーにもポッチがある。これらを合わせても全部で10個だ。
取りあえずこれだけ指で触って覚えよう。
ある程度わかっている人にはバレバレていると思うが、つまりローマ字入力のことを言っているのだ。
「あいうえお」以外の文字はAIUEOの前に子音が付くだけなので「かきくけこ」はKA、KI、KU、KE、KOだ。
カ行が出てくる度にKを押すからだんだん覚えてくる。後も皆同じ要領。
AIUEOがすぐ打てるとキーボードをチラチラ見ながらチョコチョコ打つのでもかなり早くできる事になる。
だまされたと思ってやってみる事をおすすめする。
併せて、タイピング練習ソフトをやってみると良い。特打とか真打とか言って売っているし、プリインストールされている場合も多い。
ゲームみたいで嫌だと言う人もいるが、結構効き目がある。頑張ればブラインドタッチも夢ではない。
そんな事はできないよ!と言う人も居るかもしれない。でもそんな人でもテレビのリモコンはブラインドタッチで押しているんだよな〜。
あと、結構重要な事はエンターキーとバックスペースキーは右の小指を使うことだ。
なかなか出来ないのだけれど..エンターキーは一番大きいので小指で探れる。
エンターキーの上がバックスペースキー。これは間違えて押した時、訂正するのによく使うはず。この二つに右小指がすっと伸びると随分楽になるはず。
以上は、それなりでよい人の練習の方法だから、ちゃんと覚えたい人はスクールに行くとか英タイをやるとか自己投資をしてくださいな。
キーボードの話をしたら、マウスに触れないわけにはいかないな。実際このネズミ君も、結構やっかいな物だ。
マウスがどんな物かの細かな説明は省略するが、ポインティングデバイスともいわれ、「左クリック!!!ダブルクリック!!!!」と叫ばれ、
マウスを動かすと画面の矢印が動くあれだ。ビッグマウスなんてのが在って笑ったが、確かに、なかなか信用できない製品も多い。
コンピュータの操作を飛躍的に容易にしたとされているが、健常者にとっては..と断るが、マア正解。
キーボードから手を離したくない人には面倒な物だろう。
マウスが登場したのはWindows以前からなので結構古くから在る機械である。
マウスが登場した頃、マウス時代のキーボード操作術とか論議されていたような覚えがある。
キーボードを左手で打ち右手はマウスというスタイルであったようだ。そりゃ当たり前だと思われるかもしれない。
なんとキーボードの全てを左手だけで打つという話だったようで、一部のCADオペレーターは実践したようだが当然一般的ではなかった。
マック系のアプリでそれに近い操作が残っている。ズームアップ、ダウンの切替などをキーボード操作と併用する。
マックはボタンが一つだからね、そうならざるを得ない。
キーボードは両手で操作しろ!って言われるし、突然ダブルクリックとか怒られるしでパニックになる人もいるようだ。
この辺どうにかしましょうという事でキーボードの中にジョイステックを配置して代わりとしている物やスライディングパッドと呼ぶものある。
小さなボールを埋め込んだ物もあって、指先で賢明に廻すというか転がすというか、自分がネズミになったような気がする。
主にノートパソコンに採用されデスクトップでは見かけない。なぜだろうと考えてみたが、結局デスクトップではマウスの方が楽だからに他ならない..のだと思う。
小生の場合だが、フルキーボードを使いその隣にマウスを置くのは苦手で、自分専用のPCでは上下に配置している。
キーボードを引き出しのないテーブルの下につるした棚に置いた格好でいわゆるパソコンデスクに近い。
デスクテーブル面にはモニタとマウスだけを置く。キーボードのテンキーの上あたりにマウスがある。
キーボードは半分ほどしか見えないので、半ばブラインドタッチ状態だが、こうするとキーボードとマウスの持ち替えが上下動になり
手首の返し中心ですむので楽なのだ。マウスパッドはA4サイズのカッターマットを使っている。広くて良い。ワックスを時々塗っている。
マウスはボールタイプ(少し値段の高めの物)が好み。さらにマウスを左手でも扱えるように練習した。これはお勧め。
最初は難しいが、ある程度やっていると簡単な操作は充分できるようになる。
PCのデスクトップ操作や、ウエブのページをだらけながら操作する時はもってこいだ。
右手があくから、おやつをつまんだり煙草に手を伸ばすのが簡単になる。
マウスを操作するのが難しいという人がいるが、たいがい手と指で動かす操作している。
マウスは腕と肩をバランスよく使って押す引く操作をするのが正しい。手は回転と方向を決めるだけ。そうでないとダブルクリックは難しいぞ。
腕全体をパンタグラフのように使うのだが、肘が上がるとすぐ疲れる。手のひら掌の部分で腕の重さを支え肘を下げると肩がこらないのだ。
マウスとキーボードを上下にマウスが上という配置はこの辺から小生に定着した。
マウスは自分の感覚になじむ物が良いので自分で納得のいく物を選んでもらいたい。
この辺はキーボードと同じで人様々なので、頼まれてPCを組んで上げる時は取りあえずとして最低限の物を選んでおく様にしている。
気に入った物に買い換えてねってわけだが、あまりに安い物は概ね使いにくいと思って良い。5千円前後のマウスが無難であるようだ。
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アキバに大型カメラ店が出現して定着し、そろそろ落ち着きはじめた。夜10時まで営業しているので深夜族の私は便利だ。
会社帰りのOLさんやサラリーマンもかなり立ち寄る様で、結構遅い時間まで混んでいる。
おかげで、元々のアキバパソコンショップも営業時間を1時間程度遅くしたところもあるようだ。
小さなショップの店員さんで、ある程度の職場責任者である場合、閉店してシャッターを下ろしてもはいお疲れさんとはいかない。
その日の売上チェックや、商品企画、金銭管理など重要な仕事が沢山待っている。
7時閉店を1時間延ばして8時にしたら閉店後の作業が終わるのが終電間近になるそうだ。楽ではない。
電車に間に合わない事もままあってタクシー...いや、店長だったりすると経費節減のためか1時間半くらいの距離なら
歩いて帰宅する事も度々あると言う事だから大変だ。
この辺のお話は、秋葉で老舗の「東映無線 パソコンハウス東映」で、店長さんから聞かせていただいた事であるので本当なのだ。
「パソコンハウス東映」さんは、現在通販向けに改変されて店舗は「テクノハウス東映」さんに統合されています。
「テクノハウス東映」さん、あまり派手ではないが店員さんのスキルが高いし礼儀正しい。
いわゆるPCパーツショップなのだが店員さんが実際に使ってみたり試した機材の情報が豊富である。
「○○東映」として、他にも店舗があり「東映無線」の系列店である。一見同じようなパーツショップに見えるが、
それぞれの店舗で独自の方向性・個性を持っている。お時間が許せば、それぞれのお店をまわってみる事を勧める。
実は、「東映無線」、かなり歴史のある会社である。
ある程度の年代の人なら..アラ還年代かも..テレビのキットとか、PCの時代になってからは、
ちょっと安めであるが高性能のCRTディスプレイで知る人ぞ知るお店なのである。
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