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目覚めも健やかに、朝食もめいっぱい食べて 部屋でくつろいでいたその時、その静けさは 嵐のようにやって来た男によってぶち破られる。 「リナっ!今日は何の日だっ!」 声と共に開かれたドア。 そこから入って来たのはお馴染みの顔、ガウリイ。 自分の部屋をノックもなしに開けられた事に怒りを覚えるより早く、 リナの脳裏は真剣な顔でそれを言ってきたガウリイへの疑問と驚きが占めていた。 「……は…?こ…こどもの日…でしょ…?」 「そうっ!こどもの日!こどもの日なんだっ!」 「そ…そうよ…ってぇっ!?」 わけのわからんセリフを叫びつつ、飛びかかるガウリイに、さらに驚くリナ。 次の瞬間にはリナに馬乗りし、両手を拘束しつつ、 人の上で握りこぶしを作っているガウリイがいた。 「こどもの、こどもによる、こどものための休・日っ!」 「なんなのっ!?だからってなんで押し倒すのっ!?」 「オレらには子供がいないっ!」 「はぁっ!?」 リナの上で握りこぶしに力を入れつつ、何やら力説している ガウリイに抗議はしてみるのだが、全然人の話を聞いていないのか まったく関連していないようなセリフをはく。 リナはもうただただ混乱した 頭を働かせるのに精一杯だった。 リナももがいてはみるものの、 その抵抗は易々とガウリイの片手で抑え込まれている。 「こどもの日に子供がいないっ! だったら子供を作らずしてなんのこどもの日か!!」 「ち…ちょっとちょっとぉっ!!」 ガウリイの持論なのかどうかは知らないが すでにリナの服を脱がしに入っているガウリイは、 リナにとって困惑の種としかなっていなかった。 このままでは流されてしまう…。 「だからリナっ!こどもだあぁぁぁっ!!」 『なにが『だから』なのーーーーーっ!?』 ついに唇を深く貪ってきたガウリイに、 リナは心の中だけでも叫ばずにはいられなかった。 「ち…ぁん……ちょ……と……っ!」 結論。 ガウリイは壊れている。 「またんかあぁぁぁぁっ!!」 どかぁっ!! 結論付けたリナは既に弄ばれていた身体に鞭打って ガウリイの鳩尾に蹴りを入れる。 一瞬息詰まってそのまま固まるガウリイ。そしてリナ。 『………………………………。』 その間に視線を絡めて落ちる沈黙。その後は…。 「リナぁっ!!」 「いやあぁぁぁぁっ!ばかぁぁぁっ!!」 足もおさえ、抵抗と言う抵抗全てを奪い行為を続ける ガウリイに叫びつつ、リナは寸分とたたずに 快楽へと堕ちていった。 † † † † 「……………最後のほう……… 濡れすぎて締まってなかったなーー……。」 ばきいっっ!! 「いきなり何言い出すのよ…あんたは…。」 「今日一日の感想。」 今日一日…。 そう。確かにガウリイの嵐が始まったのは朝の事。 そして今はもうすぐ次の日になる時間帯である。 腰の立たないリナの隣でガウリイは煙草をふかしつつくつろいでいたのだ。 「あ、でももちろん気持ち良かったぞ♪」 ぼすっ! 「…もうだまってて……。」 抗議するのも億劫なのかすでにばてているリナ。 そのリナの髪をそっと梳きつつ静かにガウリイは呟いた。 「…来年には、本当に子供がいるといいな…。」 「…………そうね……。」 二人、同じ望みを掲げながら 疲れた一日に別れを告げた。 ――END―― |