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≪SEAZON STORY≫

The Bean-Throwing Ceremony

作:峰龍 紅さん♪



ピシッ!
 
…鈍感なんだよな…やっぱり…。
そんな事をしみじみと思いつつ、隣で鼻歌すら奏でながら歩くリナを見る。
 
ビシバシッ!
 
「……知ってるか?この街な……少し前まで女人禁制国だったって。」
「へぇ…そうなの?」
 
ビシィッ!!
 
「うん。」
「どーりでさっきから女の人見ないと思ったら…。」
………問題の視点が違うって……(涙)
普段自分で『美少女』とか言っときながら、
こーゆー時に気付かないってーのはなんでなんだか…。
 
ピシッ ペチッ
 
「…………?」
 
パシッ ペピシッ ビシッ!
 
「…さっきから何やってんの…?豆なんか指弾にして…。」
いかにも訝しげな顔をして聞いてくるリナ。
この街に入ってから断続的にする音が、いい加減気になったらしい。
オレだってもううんざりしてるんだがな…。
豆を一つ一ついちいち指弾で飛ばすのなんざ…。
「別にぃ〜 節分だよ。せ・つ・ぶ・ん。」
「鬼なんかいないじゃない。」
いるだろーが…さっきから周りにうじゃうじゃと…。
リナの耳に聞き入れさせる義理もなんもありゃしないから言わないけどな。
 
ピシッ ベチッ
 
「今日のオレは“福”に手を出されないように豆をまいてんだよ。」
「…………?」
いい加減気付け。
 
ビシッ ドベシッ すかっ
―――お?
 
珍しくオレの指弾を避けてリナに近付くハエ一匹。
――甘い甘い。
どごぉっ!
――気をつけろ 豆当たらずとも 脚がある――
(By−Gourry)
 
「…なんにしてもさ…」
「ん?」
「とっととこの街抜けようぜ…(涙)」
オレの苦労を知らず露店を見てはしゃぐリナに言えたのは涙ながらのその一言。
鈍感娘を護りつつ、街を出れるのはまだ先だ…。
―――END―――
 



作者様からのコメント:
なんというか…意味が解っていただけているのでしょうか…
もしわかんね〜よとかいう方いましたら御一報を…。
こんなんばっかかいてますけど、もらって後悔してませんか?
ここに来て不幸にもこれを見てしまった方、いますぐ違う場所に行ってしまいましょう。
(涙)
峰龍 紅でした。


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