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当たってほしいと願えばまず外れます

1998/08/21



 うちの両親が、「新聞を捨ててしまった!」と騒いでいた。何の事かと思ったら、どうやら宝くじ(サマージャンボ)の当選結果を見ないうちに新聞を間違って捨ててしまったらしい。当選番号の発表日を間違えていたとの事。
 いつになく気合が入っている2人に聞いてみると、今回は高額当選しそうな気がするらしい。
 何でも、夢を見たそうだ。家にある古い鞄の中に、何故か1千万か2千万の札束が入っていたと言う。「これは大きな当たりが出る予兆だ」といつになく興奮して言っていた。
 そういえば、私は昨年末に、生まれて初めて宝くじを買った。何となく当選確率が高そうな気がしたので、バラの番号を10枚ほど。
 で、1月1日付けの新聞に当選番号が書いてあったので確認しようとした。昨晩にテレビで発表しているのだが、私はゲームで遊んでいたため見ていなかったのだ。そして、くじを調べようとして……無くなっているのに気がついた。どこを探しても見つからない。
 これは別に、盗まれたとかいう訳ではない。失くしただけだ。実際、私はそのくじをどこに入れておいたのか、すっかり忘れていたのだ。あまりきれいとは言えない部屋からは見つけ出す事はできなかった。ひょっとしたら、大掃除のついでに何かと一緒に捨ててしまったのかもしれない。
 だが、僅かな可能性に賭けて、くじを買ってきてくれた父親に「私のくじ、保管してる?」と、さりげなく聞いてみた。が、「知らんぞ」と即答されてしまった。せっかく買ったくじを早々に無くしたなど、親にばれると大目玉を食らう事間違いなしだったので、結局その事は私の胸一つに収められた。
 巷では、高額当選くじが引きかえられずに無効になる、という話をよく聞く。ひょっとしたら、あのくじの中に大きな当たりがあったのかもしれない。だが、いまさら確認しようもない。
 あともう少しで、あのくじも無効になってしまう。けれども、多分見つかる事はないだろう。今年の年末にまた買うか……それはまだ分からない。
 ……ちなみに、あれだけ騒いでいた両親のサマージャンボは、300円しか当たっていなかった事を追記しておく。


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