イントロダクション
■プロローグ
「暇はあれど金は無い」―――これが長期休暇中の大学生のキーワード。そのため、長期休暇中に旅行を計画する大学生のほとんどは、予算との格闘をしていることでしょう。実際、自分もその例外ではなく、旅行を計画する際に
はより一層コストを意識するようになってきました。
そういうわけで大学生活最初の夏休み。旅を好む人間としては、夏休みの間に旅行しないわけにはいきません。行き先は北海道を中心に、使う切符は・・・といった風に計画を組み立てていきました。しかし特筆すべきはその日数。なんと8日間もあるんです。これはもちろん自分の旅では史上最大規模。そしてはるか遠くの土地へ、1週間以上も一人旅に出るということ自体が、今までに全く経験しなかったことであります。その8日間の間に、自然豊かな場所を中心に様々な観光名所を組み入れ、ボリューム満点の旅になるように旅程を作成しました。そうです。最初から単なる貧乏旅行にするつもりなんてのはありません。つまり、「費用を抑えつつも、いかにして充実した旅にするか」というのが今回のテーマ。そのため、貧乏旅行ではあるものの、リッチな部分が随所に組み入れられてます。あ、もちろん内容面での話ですけど。
日程は8月下旬。この時期は東京ではまだまだ厳しい暑さが続いてますが、北海道では既に秋の香りが漂い始めています。そんな北海道の雄大な自然を舞台に、まさに「流浪の旅人」として駆け回った8日間。どんな世界が待ち受けているのでしょうか。それではどうぞごゆっくりお楽しみ下さい。
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■使用切符
北海道&東日本パス
今回の旅では大半の行程でこの切符が大活躍しました。簡単に言えば「青春18きっぷの北海道・東日本版」といった感じの切符です。制約こそあれど、連続する7日間乗り放題で1万円なのですから、これ以上リーズナブルに長距離を移動できる切符は他にはないと言ってもいいでしょう。特に北海道方面となると大きな力を発揮し、列車で北海道を貧乏旅行するには欠かせない存在であります。実際、この切符が無かったらこんな旅行絶対にできなかったな・・・なんて強く思う自分がいますもん。
青春18きっぷ
もはや説明不要な「貧乏旅行者の相棒」。自分がこれまでしてきた旅の中でも、18きっぷが主役を張っていたこと数知れず。しかし今回の旅ではただ単に北海道&東日本パスを補完するためだけに使用しています。つまり、自分の旅では初めて、18きっぷが「脇役」という立場を経験することに・・・。サークル旅行の時の現地への移動手段など、この夏は他の用途にも使ってましたし。
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