209系
  活躍している路線  京浜東北線、南武線、八高線、川越線、中央総武緩行線など
 JR東日本がコスト低減を目的に「寿命半分、価格半分」をコンセプトにした「走ルンです」シリーズ
の第一弾として1992年に901系が登場。翌年に量産車の209系が登場し、901系は209系900番代
に改番した。京浜東北線を中心に増備し、1996年に八高線用の3000番代が登場。1998年には幅
広車体の500番代が登場し、E231系の基礎を作った。しかし2007年秋に京浜東北線にE233系が
登場する予定で、大半が同線に配属されている209系は大幅な勢力の減少が予想される。
 京浜東北線の209系は1993年に登場。後に6扉
車も登場し、最近、側窓の開閉化が行われた。
 現在も同線の主力として活躍しているが、2007
年の秋に同線にE233系が登場、同線の209系
は全廃する予定。初代「走ルンです」にもいよい
よ限界が近づいてきたか?

 浦和電車区
     横浜駅    2004年3月撮影
 こちらは209系900番代で、元901系の試作車。
 量産車との大きな違いは、6扉車が無いことと、
車内案内表示機が無いことが挙げられる。写真
はウラ90編成。900番代は京浜東北線に3編成
が配置されたが、同線へのE233系の投入に先
行して廃車される予定で、既に1編成が廃車回
送されている。

 浦和電車区
     新子安駅    2006年6月10日撮影
 こちらは2000年に習志野電車区から転属した5
00番代。幅広車体やLED幕など、上の写真の20
9系とは大きな違いがある。最近になって再び中
央総武緩行線から転属してきたが、これは試作
車の廃車による車両不足の暫定的な措置で、E
233系投入後は京葉線に転属する。

 浦和電車区
     横浜駅    2004年3月撮影
 こちらは1993年に登場した南武線の209系。元
々輸送力増強を目的に導入されたので、現在で
もわずか2編成しか在籍しておらず、出会えるチ
ャンスは非常に少ない。それに、同線の209系
は殆ど限定運用なので、京浜東北線の209系の
廃車が決まった今、今後の動向が注目される。

 中原電車区
     川崎駅    2005年5月14日撮影
 こちらは八高、川越線の209系で、1996年の八
高線の電化により登場。3000番代を名乗ってい
る。ドアは半自動式だ。また、八高南線は相模
線と同じく、ディーゼルから4扉通勤型電車に成
り上がった首都圏の事情が伺える路線である。

 川越車両センター
     高麗川駅   2005年10月13日撮影
 こちらは八高、川越線の103系3000番代を置き
換える為登場した3100番代。顔が普通の209系
と違うが、先頭車はりんかい線の車両のもの。ち
なみに中間車は新製車。

 川越車両センター
     八王子駅   2006年3月12日撮影
 こちらは1998年、中央総武緩行線に登場した5
00番代。首都圏の通勤型で幅広車体を初めて
採用し、方向幕をLED化した。また、後に首都圏
で大活躍するE231系の基礎を作った車両。最近
京浜東北線への転属が進んでいる。

 三鷹電車区
     錦糸町駅  2007年1月13日撮影
 こちらは1998年に登場した1000番代で、常磐
緩行線から東京メトロ千代田線への相互直通運
用で活躍している。地下鉄に乗り入れするため、
前面に非常扉があるのが特徴。後に登場するE
231系800番代の基礎も作っている。わずか2編
成しか製造されていないが、1編成しかない207
系900番代に比べたら出逢えるチャンスは2倍
だ。

 松戸車両センター
     松戸駅    2007年2月10日撮影
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