185系

0番台 「踊り子」「湘南ライナー」
 「特急にも普通にも使える車両」をコンセプトに1981年に登場したのが
185系。転換クロスシートがずらっと並んだ特急型らしからぬ内装に、緑
の3本の斜めストライプは当時の人々に少なからず衝撃を与えました。
伊豆方面への特急「踊り子」や東海道線の普通列車に投入されました
が、この内装で特急列車と名乗るのはさすがにまずかったのか、1999
年に座席を中心にリニューアル。その時に塗装も湘南色をイメージした
ものに変更されました。それでも内装面では同じ区間を走る「スーパー
ビュー踊り子」に遠く及ばず、現在もやや中途半端な存在のまま「踊り
子」を中心に活躍。また、湘南ライナーや朝の1本のみ普通列車にも
充当されています。
0番台 「おはようとちぎ」「ウィークエンドあかぎ」
 東海道線を中心に活躍している0番台ですが、宇都宮線の通勤特急
である「おはようとちぎ」など、北関東でもその姿が見られます。写真は
週末に上野と前橋を結んで運行している「ウィークエンドあかぎ」に使用
されている時のヒトコマ。個人的には「あかぎ」のトレインマークが旧
マークなのが注目ポイントです。
200番台 「水上」「草津」「あかぎ」
 東北・上越新幹線の起点が大宮だった頃。その大宮と上野を結ぶ「新
幹線リレー号」に使われていた車両が185系200番台でした。やがて新
幹線が上野まで開通したらリレー列車としての役目を終え、「草津」や
「あかぎ」などに投入されて上州路の顔になりました。しかし例によって
車内設備が貧相だったからか、当初は特急より料金が安い「新特急」と
扱われました。こちらは1996年にリニューアルされ、座席の交換や塗装
の変更がされました。そして2002年に正式に特急に昇格されて現在に
至っています。


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