183系(JR東日本)

0番台(引退)
 183系は1972年、東京駅の地下ホーム完成と同時に房総特急に投入され
ました。外観を見ると登場当時絶賛製造中だった485系と大差ありません
が、前面窓上のライトが無いなどの違いがあります。その後国鉄が民営化
され、後継の255系が登場した後も房総半島を中心に活躍。晩年にはヘッド
マークをLED化した変わり種の車両も増えてきましたが、2004年にE257系
の投入により「さざなみ」「わかしお」からは撤退。残る「しおさい」などに使
われた車両もその翌年には引退しました。
 なお、写真は2005年の鎌倉総合車両センター(当時)の一般公開で撮影し
ました。
1000番台 国鉄色
 房総地区に投入された0番台に対し、寒冷地対策を施して登場した1000
番台。当初は上越線の「とき」に投入されましたが、上越新幹線が開通した
後は主な活躍の場を「あずさ」系統に移して長年活躍しました。現在は主に
関東で臨時列車として活躍し、写真のように特急運用に登板することもあ
ります。また、ほとんどの車両が特急シンボルマークが取り外された姿で
すが、特急シンボルマークが残っている車両も少数ながら活躍していま
す。
1000番台 旧あずさ色
 JR化直後の1987年、中央本線で活躍する車両の一部は室内のグレード
アップと塗装の変更が行われました。当初は白の車体に赤と緑の帯を巻い
た塗装でしたが、5年ほど経って写真の塗装に再度変更され、引き続き「あ
ずさ」「かいじ」運用で活躍していました。しかし後継のE257系が2001年に
投入されると、翌年「あずさ」「かいじ」運用からは撤退。その時に大多数の
編成が国鉄色に塗り替えられ、この塗装は激減。現在は団体臨時列車で
主に活躍している他、この春からは485系に代わって臨時の「ムーンライト
えちご」にも起用されています。


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