113系(JR東日本所属車)
2000番台 湘南色 | ||
運転路線 | 東海道本線・伊東線 | |
運転区間 | 東京〜熱海・静岡・伊東 | |
運転種別 | 普通列車・快速「アクティー」 | |
所属基地 | 国府津車両センター(横コツ) | |
1950年に登場した80系以来の伝統であった「湘南電車」―――その伝統を 忠実に受け継いだ最後の車両がこの113系ではないでしょうか。4号車に2 階建て車両を連結し、15両で走行する姿は堂々たるものでした。しかしE231 系の東海道線への進出によって置き換えられ、2006年春に引退。その直前 には写真のようにヘッドマークをつけて最後の花道を飾りました。 |
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2000番台 湘南色 | ||
運転路線 | 内房線・外房線・総武本線・成田線・鹿島線 | |
運転区間 | 千葉〜安房鴨川・千葉〜銚子・鹿島神宮 | |
運転種別 | 普通列車 | |
所属基地 | 幕張車両センター(千マリ) | |
JR東日本から湘南色の113系が消えてから3年。2009年に突如、千葉地 区で活躍している113系で湘南色にリバイバルされた編成が登場しました。 4両と6両が1編成ずつリバイバルされましたが、房総の113系は運転範囲 が広いので、出会うのはなかなか難しかったりします。それはそうと、スカ色 や青と黄色の房総色ばっかりの土壌の中でこの色ってかなり目立つと思う んですが…。 |
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1000番台初期車 スカ色 | ||
運転路線 | 内房線・外房線・総武本線・成田線・鹿島線 | |
運転区間 | 千葉〜安房鴨川・千葉〜銚子・鹿島神宮 | |
運転種別 | 普通列車 | |
所属基地 | 幕張車両センター(千マリ) | |
1000番台は113系に地下を走れるようにしたタイプで、1972年の総武本線 東京駅地下化により登場しました。その1000番台の初期車は外観上は0番 台とほとんど変わらない姿。晩年は比較的原形を保った姿だったせいか、一 部のファンに人気があったとか…。2006年に211系や東海道線からの113系 が転属してくると経年の高い初期車が置き換えられるのは当然で、既に引 退しています。 |
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1000番台後期車 スカ色 | ||
運転路線 | 内房線・外房線・総武本線・成田線・鹿島線 | |
運転区間 | 千葉〜安房鴨川・千葉〜銚子・鹿島神宮 | |
運転種別 | 普通列車 | |
所属基地 | 幕張車両センター(千マリ) | |
顔の下の方に大きく垂れ下がったタイフォン。これが1000番台後期車の大 きな特徴です。横須賀・総武快速線に登場した1000番台後期車は1999年に E217系に置き換えられるまで同線でバリバリ活躍。現在は房総地区の普 通列車で活躍していて、一部編成はリニューアルされています。 ちなみに写真は新聞輸送列車に充当されたときのもの。この列車は定期 的に東京都内を走る最後の113系として鉄道ファンの間では地味に有名でし たが、「北陸」「能登」の陰に隠れて2010年春のダイヤ改正で廃止。同時に 新聞輸送専用列車は全廃となりました。 |
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1500番台 スカ色 | ||
運転路線 | 内房線・外房線・総武本線・成田線・鹿島線 | |
運転区間 | 千葉〜安房鴨川・千葉〜銚子・鹿島神宮 | |
運転種別 | 普通列車 | |
所属基地 | 幕張車両センター(千マリ) | |
1000番台のシートピッチ拡大車という名目で登場したのが1500番台。1000 番台同様横須賀・総武快速線から房総地区の普通列車用に職を変えて活 躍してますが、元々数が少なかったせいか存在感はやや薄め。そこに姿形 がそっくりな2000番台が大挙押し寄せてしまったため、さらに影が薄くなって います。また、1500番台はほとんどの車両がリニューアル済です。 |
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2000番台 スカ色 | ||
運転路線 | 内房線・外房線・総武本線・成田線・鹿島線 | |
運転区間 | 千葉〜安房鴨川・千葉〜銚子・鹿島神宮 | |
運転種別 | 普通列車 | |
所属基地 | 幕張車両センター(千マリ) | |
長年務めてきた東海道線を追われた113系。その一部の車両は初期の113 系の置き換えを目的に房総へ渡りました。他の113系に混じって活躍してき ましたが、2009年から京浜東北線を追われた209系による置き換えが進行。 現在房総地区においては113系自体がかなり少なくなっていて、この8月を もって定期運用から外れる予定です。 |