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F1記録集 投票ページ

第11回「日本人、佐藤琢磨に期待しているか」
第12戦ドイツGP後
8/12(火)12:00投票開始、8/13(水)12:00締め切り

2003年は日本人でF1グランプリに出場するドライバーがいません。佐藤琢磨は来年BARの正ドライバーになれるかどうか未定です。今回は、佐藤琢磨が乗れるかどうかではなく、日本人としての彼に期待しているかどうか投票をお伺いします。

過去、日本人ドライバーの最高成績は、中嶋悟のファステストラップ、鈴木亜久里の3位表彰台、片山右京の予選5番手・決勝途中2位走行まででした。まだ勝利やPPはいません。

欧州の日本人ドライバーへの評価は決して高くありません。どちらかというと、自動車メーカーやスポンサーの強力なバックアップで乗っているという見方です。一方、「F1のパドックには人種差別が存在する」(川井氏)という話があります。日本人が入っていくには大きな壁があります。それを肌で感じる川井氏らは日本から参戦している人を応援しています。日本人ドライバーが活躍しなければ、いつまでも低く見られがちでしょう。メジャーリーグの野茂、セリエAの中田といった日本人の評価を変える存在がF1にも必要かとも思います。

佐藤琢磨は、英F3チャンピオン・マカオ優勝などの、過去の日本人になかった実績をひっさげてF1に参戦しました。2002年は、チームメイトに追突したり、譲ろうとしてクラッシュしたりするなど、がっかりさせるところがありました。しかし、最終戦で光り輝く走りをしました。鈴鹿の観客もTV視聴者も大きく盛り上がりました。日本人F1ドライバーがいるといないとで、日本でのF1の盛り上がり方はまったく違います。



日本のいろいろな掲示板には、日本人ドライバーのアンチファンの批判が多く見られます。私は、これらを日本人同士の足の引っ張り合い、または舶来品指向とは受け取りたくありません。おそらくチャンピオンを争うレベルにいないからなのでしょう。トップレベルの戦いはわれわれがF1を見る最大の魅力です。日本人がその中に入れるか考えるのは、チャンピオン争いをするレベルとは何かを考えることにもなるでしょう。

日本人によるアンチ日本人ドライバーファンの存在は、外国人に対して理由を説明しにくいですね。日本人には、絶対勝てる選手でないとF1に出したくないという人もいる、あたりでしょうか。決して、佐藤琢磨がサーキットの外で何をした、何を言った、だから良い悪いなどという細かいことではなく・・・。

現状では、F1に乗れる可能性がある日本人は佐藤琢磨しかいません。今回の投票ではその佐藤琢磨をとりあげます。あなたは、佐藤琢磨に期待していますか。彼を見限り他の日本人を待ちますか。あるいは、日本人の活躍にはこだわりませんか。それぞれのご意見をお聞かせください。


投票は、1日に1度とします。

F1記録集ホーム  F1記録集・掲示板  過去の投票
この投票は2003/08/13-12:00:00で締め切られました。
順位項目名コメント票数グラフ
1佐藤琢磨に期待しているコメント326
2日本人が走ることに関心はないコメント54
3佐藤は無理、他の日本人を待つコメント19
投票数は全部で399票です。
同一人物の連続投票(匿名プロキシによるIP多段接続)と思われる第2位への85票を除きました。

投票結果を見て
「この投票は愚問では・・。「佐藤琢磨に期待する」の票が多くなるのは当然で、あまり討論の余地もないと思います。」
81.7%もの方が現在レースに出ていないドライバーに「期待する」と投票したことは、私の予想を上回るものでした。前文で「他の掲示板を見ると批判が多い」と書きました。世の中は勝ち組に敏感にたなびきやすいものです。シューマッハも勝てば官軍ですが、負ければ批判が高まります。各種掲示板でテストドライバー佐藤琢磨を落ち目と見る発言が目立ちました。しかし、何も心配することはなかった。彼に期待する人々が圧倒的な多数派だとわかったからです。母国の選手を応援するのは自然な感情です。それは恥ずかしいことではく、誇りです。応援の理由を説明する必要がないほどです。とはいえ、普段静かな多数派が、ここで一斉に声を上げた熱き思いをいくつか紹介しましょう。

「僕はただ単純に佐藤琢磨が好きなんです!」
「去年の日本グランプリを観て今までで一番心を熱くさせられた」
「なんだかんだ言っても、日本人ということで最後にはつい応援しちゃうんですよ…鈴鹿がそうでした」
「去年は学習機会が少なすぎた。BARのテスト・ドライバーのデビットソンの半分しか走れなかった。鈴鹿で結果を出せたのは直前にテストが出来たから。今年は経験を積んだので来年こそ」
「自分の国のドライバーがいつの日か頂点に立つことを夢見ないでF1を見ているとしたら、それはとても寂しい」
「私たち日本人が暖かい応援を続ければ、必ず優秀なドライバーになる」
「メーカーの後ろ盾?スポンサーの力?使えるものは何でも利用すればいい。」
「F1は文化。文化は多世代を経て、やっと自身のものになる。系譜を途切れさせては次代に繋がらない」
「F1で君が代を聞かせてくれ」
「日本人は愛国心に欠けてると思います。ひねくれてる人が多すぎる」
「子供にも、琢磨って名前をつけました。」

もし、論理的な意見が少ないと思われる方がいたら、母国とか郷土というものは、ロジックの世界ではないと言っておきましょう。




「日本人に関心なし」派(13.5%)のご意見。
「もともと自分には「日本人だから応援する」という感覚はない」
「素晴らしいドライバーは国籍に関係なく応援したい」
「持参金とメーカーのバックアップなしで乗って欲しい」
「日本人なら日本人を応援しなければならない義務はない」
F1グランプリレースを純粋に楽しんでらっしゃる方々でした。これに近い感情は、ハンガリーやベルギーといった母国F1ドライバーを持たない開催国のファンでしょうか。ナショナリズムは嫌いなのでしょう。私も全体主義は嫌いですが、人々が何かでひとつにまとまってもいいかなと思っています。コスモポリタンというのも格好良いですね。しかし実際は、イギリス人が自国のドライバーを乗せようと必死になっています。そして、彼らは日本人よりも圧倒的に有利です。いつの日か、日本人が何度も勝った後に、日本人はもういいよなんて言えればいいですが。まだF1では発展途上国かな。



「琢磨以外の日本人待ち」派(4.7%)のご意見
「速いドライバーは初めから速い。 F1デビュー時にパッとせずに徐々に伸びるドライバーは極めてレア」
「本当に実力があるなら、人種も国籍も関係なく、トップチームが積極的に取りに来るはず。そういう日本人が現れることを心待ちにしています」
「佐藤君には悪いけど家が裕福という事もあってか真のハングリー精神が足りないような気がします。ミハエルのように本当に貧しいからこそ走る。その精神が欠如してるのではないでしょうか」
みなさんは「理想が高い」ほうですね。おっしゃることは一つ一つ正しく厳しい。私は、いきなり日本からシューマッハが出てくるのは難しいと思っています。ドイツは戦前にカラチオラなどすごいドライバーがたくさん勝ちました。戦後は細まりながらもドライバーの系譜があり、それをメルセデスらが支えていました。その中からシューマッハが出てきたのです。日本はまだまだ歴史が浅い。日本人は一発当てるというより、不器用ながらコツコツ良くなるタイプが多い。だから、とにかく切らさずに出続け、先輩から後輩へ蓄積を引き継ぐ必要があると思っています。日本の自動車メーカーがメルセデスの役割を担う必要も・・・。

 

アンケート結果
2002年の佐藤琢磨を評価すると答えた方が約半分に上りました。これは甘いでしょうか。鈴鹿を除くと厳しかったでしょう。新人ドライバーはたった一戦でも光を見せれば合格かと思います。過去の日本人の1年目の中では、最高ではないかと思います。ただ、他の多くのレース、特に本場ヨーロッパで活躍して彼らに文句なく認めてもらえればよかったですね。

「ハングリー精神」というのは古い言葉でしたかねぇ。しかし、体力や運動神経といった基礎的なことをあげる方は少数でした。どちらかというとハートの問題だったり、うまく立ち回ることだったりするわけですね。
成績からは、中嶋悟や鈴木亜久里の方が上でしたが、片山右京こそは過去の日本人でもっとも実力がきらめいた選手かもしれません。それは1994年のことでした。大荒れのサンマリノで2位を走りました。ドイツではスタートでシューマッハとヒルを抜いたのです。イタリアでは優勝争い集団よりも速いペースで追い上げていました。今でも思います。もしあの時、右京がベネトンとサインしていたら、どうなっていたでしょうね。
2003年の5人の新人は、国際F3000チャンピオン、英F3チャンピオン、米CARTチャンピオン、フォーミュラニッポンチャンピオンと、実は世界のそうそうたる顔ぶれでした。たしかにステップアップは欧州が主流ですが、ウィルソンのように1年待つ必要もあり、国際F3000といえども厳しいようです。