1999年第1戦〜第6戦までのデータ

●リタイヤ理由

スピン、クラッシュ、接触など、事故によるリタイヤが最も多くなっています。なお、常習事故犯はD・ヒルの4回で、トゥルーリとディニスの3回が続きます。

●走行距離

アーバインがトップ。シューマッハも3位と信頼性のフェラーリ。高木が8位としぶとい。
順位 ドライバー チーム 走行距離 出走回数 完走回数
1 アーバイン FER 1708.656 6 5
2 フィジケラ BEN 1632.876 6 5
3 M・シューマッハ FER 1609.686 6 5
4 フレンツェン JOR 1553.454 6 4
5 R・シューマッハ WIL 1539.108 6 4
6 バリチェッロ STW 1386.687 6 3
7 ハッキネン MCL 1379.106 6 4
8 高木 虎之介 ARR 1336.879 6 3
9 ディニス SAU 1224.100 6 1
10 パニス PRO 1212.074 6 2
11 クルサード MCL 1202.526 6 3
12 ザナルディ WIL 1166.926 6 2
13 ヘネ MIN 1101.004 6 3
14 バドエル MIN 1079.781 5 2
15 デ・ラ・ロサ ARR 1046.121 6 2
16 ブルツ BEN 1035.333 6 3
17 ハーバート STW 947.466 6 2
18 トゥルーリ PRO 784.469 6 1
19 J・ビルヌーブ BAR 726.372 6 0
20 サロ BAR 724.470 3 2
21 D・ヒル JOR 718.173 6 2
22 アレジ SAU 712.593 6 1
23 ツォンタ BAR 263.338 2 0
24 サラザン MIN 133.052 1 0

●1位周回のシェア

ハッキネンとシューマッハが僅差でリーダーラップを分け合っています。優勝もこの2人で6戦5勝。チャンピオンシップも1位・2位。ミカ・シュー時代ですね。

●予選ランキング

PPタイム比率の平均で速い順に並べました。PP5回のハッキネンが最速で、チームメイトに6戦全勝しています。高木は下位に低迷していますが、チームメイトとは互角です。
順位 ドライバー チーム 予選回数 予選順位 PPタイム比率 対チームメイト
平均 最高 最低
1 ハッキネン MCL 6 1.17 1 2 100.006% 6 0
2 クルサード MCL 6 2.67 2 4 100.332% 0 6
3 M・シューマッハ FER 6 2.83 1 4 100.548% 5 1
4 アーバイン FER 6 4.17 2 6 100.888% 1 5
5 バリチェッロ STW 6 5.00 3 7 101.178% 6 0
6 フレンツェン JOR 6 6.67 5 8 101.428% 5 1
7 フィジケラ BEN 6 9.33 5 15 101.882% 6 0
8 J・ビルヌーブ BAR 6 11.17 5 21 102.053% 5 0
9 D・ヒル JOR 6 11.17 7 18 102.057% 1 5
10 トゥルーリ PRO 6 10.50 7 13 102.059% 5 1
11 アレジ SAU 6 11.50 5 16 102.147% 5 1
12 R・シューマッハ WIL 6 11.17 8 16 102.175% 4 2
13 ハーバート STW 6 11.83 10 14 102.184% 0 6
14 ブルツ BEN 6 12.33 9 18 102.281% 0 6
15 サロ BAR 3 15.67 12 19 102.541% 0 3
16 ザナルディ WIL 6 13.50 10 17 102.574% 2 4
17 ディニス SAU 6 15.17 12 18 102.779% 1 5
18 パニス PRO 6 15.50 12 20 102.903% 1 5
19 ツォンタ BAR 2 18.00 17 19 103.551% 0 2
20 高木 虎之介 ARR 6 19.00 17 20 103.808% 3 3
21 デ・ラ・ロサ ARR 6 18.83 17 21 104.012% 3 3
22 サラザン MIN 1 18.00 18 18 104.503% 1 0
23 バドエル MIN 5 21.20 20 22 104.731% 3 2
24 ヘネ MIN 6 21.33 20 22 105.341% 2 4

●予選タイム推移

マクラーレンVSフェラーリ、4人の予選タイムが接近してきたことを示します。PPタイムを100%としていますが、1%が約1秒に相当します。

セカンドグループのスチュワートとジョーダンも徐々にトップとの差を縮めてきています。バリチェッロとフレンツェンは開幕よりトップとの差が1秒縮まりました。

ともにルノーの型落ちエンジンを積む、ベネトンとウィリアムズは一進一退。トップとの差は縮まらず、かつての常勝チームも中団に沈むことしばしば。

BAR、プロスト、ザウバーの中団3チームは非常によく似た傾向を示しています。波もあるがセッティングが決まると上位に食い込む可能性を秘めています。

最後方に定着しているアロウズとミナルディ。タイム向上の上昇角度がゆるく、中団グループとの差が今後広がることが予想され、厳しい。