2008 | |||||||||||||||||||
2008 MALAYSIA |
|||||||||||||||||||
中高速コーナーのなかったアルバートパークから、中高速コーナーが多数あるセパンに移ったF1。マクラーレンは開幕戦の強さが影をひそめ、フェラーリが強さを取り戻した。今年は昨年と同様に、ストップ&ゴーのサーキットならマクラーレン、旋回性能が求められるサーキットでフェラーリがそれぞれ優る傾向が見えた。この後バーレーン・スペイン・トルコと続く3戦はフェラーリ優位だが、フェラーリはマッサがいまだ0点であることが懸念だ。マクラーレンはハミルトンがマレーシアの最終スティントで速かったことが救い。ハミルトンは前に車がいなければ速く走れた。 BMWはクビサが2位になったとはいえ、フェラーリにはついていけなかった。ハイドフェルドが最終スティントでファステストラップを記録するなど速さは持っている。BMWが勝つためには序盤の重い段階でも速く走れることが課題である。 ルノーは深刻。アロンソの第1スティントのペースの上がりはとても遅く、前の車との差は開く一方だった。トヨタやレッドブルとの入賞圏内争いが今年は激しくなるだろう。 トヨタはトゥルーリが第2スティントでコバライネンの後ろにぴたりついていけたのが収穫。 それにしても今年もオーバーテイクは至難の技だ。前の車の後ろについたら抜けないので車のポテンシャルを発揮できない。ハミルトンはウェバーの後ろを30周も走らされた。 ホンダは入賞圏内の争いに加わるにはあと1秒ペースを速くする必要がある。バトンは終始クルサードの真後ろを走っていただけに、予選やスタートで前にいることもとても重要になっている。 佐藤はコースオフしただけでなく、ペース的にもデビッドソンに下回っていた。アグリのライバルはフォースインディアだが、フィジケラが入ったため2台捕らえるのは難しくなっている。
ライコネン優勝、マッサスピンアウト |
|||||||||||||||||||
2007 MALAYSIA |
|||||||||||||||||||
2008 |