ハミルトンがモナコの逆をやってみせた。第1スティント終盤に常に先手でタイムアップを果たし、ピットインまでに4秒差に広げた。38周目に周回遅れに詰まってアロンソのアタックを受けるが防御。第2スティント終盤も43周目から先手をとりタイムアップ。アロンソは必死に食い下がろうとするが47周目にコーナーをはみだしてしまう。これで2.5秒の差となり、最後のピットストップでの逆転ができなくなった。
アロンソは2年連続チャンピオンであり、F1の奥の深さを見せられるか。フランス・イギリスは2週連続のため緒戦に勝ったほうが勢いで有利。ハミルトンがコース経験の差をものともしない以上、ドライビングの戦いだけでなく、セッティングの違いなどを見せれるか。そういう戦いがあったのがセナ・プロスト時代だった。
ソフト−ソフト−ミディアム。ハミルトン、アロンソ、マッサの上位3人が選択したオーソドックスなタイヤ選択。ラップタイム的にはソフトとミディアムに大きな差はなかった。また、フェラーリは第1スティントこそマクラーレンに遅れをとったが、第2第3スティントはむしろ速い。
マッサは1回目のストップ前にハミルトンに7秒差だった。ところがピットアウト後に11秒差に広がってしまう。結局最後までこの差を詰めることはできなかった。
1:14秒台が最も多かったのはハミルトン・アロンソ・マッサとも同じ。フェラーリはフランスからの巻き返しは可能。それだけの武器は持っているだろうか。
ハミルトン連勝、アロンソを封じる
スタートと周回遅れ処理の2度のピンチで抑える
ハミルトン連続PP
金曜フリーからQ2まで1位だったアロンソ最後に1位とれず
ハミルトンは金曜フリー走行1でセクター1と3の全最速タイムを叩き出していた
ハミルトンは苦手だった低速のセクター2をフリー走行の間に克服していった
セクター1 |
ハミルトン |
アロンソ |
セクター2 |
ハミルトン |
アロンソ |
セクター3 |
ハミルトン |
アロンソ |
フリー1 |
22.162 |
22.189 |
フリー1 |
29.785 |
29.348 |
フリー1 |
20.345 |
20.388 |
フリー2 |
22.315 |
22.238 |
フリー2 |
29.530 |
29.531 |
フリー2 |
20.423 |
20.387 |
フリー3 |
22.366 |
22.284 |
フリー3 |
29.407 |
29.458 |
フリー3 |
20.457 |
20.402 |
予選 |
22.199 |
22.177 |
予選 |
29.479 |
29.311 |
予選 |
20.408 |
20.409 |
|