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2007

2007 USA


ハミルトンがモナコの逆をやってみせた。第1スティント終盤に常に先手でタイムアップを果たし、ピットインまでに4秒差に広げた。38周目に周回遅れに詰まってアロンソのアタックを受けるが防御。第2スティント終盤も43周目から先手をとりタイムアップ。アロンソは必死に食い下がろうとするが47周目にコーナーをはみだしてしまう。これで2.5秒の差となり、最後のピットストップでの逆転ができなくなった。
アロンソは2年連続チャンピオンであり、F1の奥の深さを見せられるか。フランス・イギリスは2週連続のため緒戦に勝ったほうが勢いで有利。ハミルトンがコース経験の差をものともしない以上、ドライビングの戦いだけでなく、セッティングの違いなどを見せれるか。そういう戦いがあったのがセナ・プロスト時代だった。

ソフト−ソフト−ミディアム。ハミルトン、アロンソ、マッサの上位3人が選択したオーソドックスなタイヤ選択。ラップタイム的にはソフトとミディアムに大きな差はなかった。また、フェラーリは第1スティントこそマクラーレンに遅れをとったが、第2第3スティントはむしろ速い。
マッサは1回目のストップ前にハミルトンに7秒差だった。ところがピットアウト後に11秒差に広がってしまう。結局最後までこの差を詰めることはできなかった。

1:14秒台が最も多かったのはハミルトン・アロンソ・マッサとも同じ。フェラーリはフランスからの巻き返しは可能。それだけの武器は持っているだろうか。

ハミルトン連勝、アロンソを封じる
スタートと周回遅れ処理の2度のピンチで抑える

ハミルトン連続PP
金曜フリーからQ2まで1位だったアロンソ最後に1位とれず
ハミルトンは金曜フリー走行1でセクター1と3の全最速タイムを叩き出していた
ハミルトンは苦手だった低速のセクター2をフリー走行の間に克服していった

セクター1 ハミルトン アロンソ セクター2 ハミルトン アロンソ セクター3 ハミルトン アロンソ
フリー1 22.162 22.189 フリー1 29.785 29.348 フリー1 20.345 20.388
フリー2 22.315 22.238 フリー2 29.530 29.531 フリー2 20.423 20.387
フリー3 22.366 22.284 フリー3 29.407 29.458 フリー3 20.457 20.402
予選 22.199 22.177 予選 29.479 29.311 予選 20.408 20.409
 

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