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2007 MALAYSIA


ハミルトンがすごいのは、フェラーリを封じたこともあるが、1回目のストップ直後22周目にファステストラップを出したこと。ライコネンは逆にフィジケラに詰まってしまい、二人の差は10秒に広がった。ハミルトンは単独走行の第2スティントでライコネンとの差をキープし続けた。ハミルトンは最終スティント序盤にペースが上がらずライコネンに追いつかれたが、次第に速く走れるようになり抜かれることはなかった。ハミルトンはここ一番で速く走れるし、安定性もある。今後、もしハミルトンがアロンソの前にいたら、アロンソといえど前に出るのは難しいのではないかと思わせる。

第2スティント以降で各チームの力量が如実にあらわれた。マクラーレンとフェラーリが2強で、BMWが追いすがる。そこからかなり離れてルノー、トヨタ、ウィリアムズがいる。ホンダはレッドブルやアグリ、トロロッソとの争いになってしまった。

フェラーリがBSタイヤ経験の優位を失った今、マクラーレンとの開発力の争いがポイントになる。マクラーレンは昨年ライコネンが6回リタイヤした信頼性が今年は良い(昨年ライコネンのリタイヤのうち3回はアクシデントだったが)。ドライバーの安定性ではマクラーレンに分があるか。マクラーレンは1988-89年のセナ・プロスト以来の強力ラインアップになるかもしれない(もしそうなると独走してしまいかねないが)。


3連覇めざすアロンソまず1勝
ハミルトンが
ライコネン抑え2位
PPマッサはミスで5位

 

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