Categories and Computer Science

Walters

ケンブリッジでConceptual Mathematicsと共に買った本。
166ページのペーパーバックで16.99ポンドの値札が付いている。

内容的には極めて簡素。コンピューターサイエンスでの例が豊富。判り難い概
念を例で教えてくれる。

この、Amazonでもノーマークの本が、私にはとっても良くわかった。
Conceptual Mathematics がいろいろなことが書いてあるわりに、で結局
Categoryってなんなのさ?という疑問が、むしろ深まってしまった私なのだが、
この本であらためて読んで、なるほどね、っと思う。

## それは、まあ、よくある話なのだが。

morphismにドメインとコドメインがあって、コンポジットがあって、id写像が
あって結合則がなりたてば、それでカテゴリーなのね。

たしかにプログラムにおける関数のイメージが極めて近い。関数でいろいろな
データ構造間をつなぐ。

判り易いなあ、と思いながら読んでいくと、free の所でいきなりわからなく
なる。ま、そのへんから先はわからん半分、わかる半分でとりあえず読み終る。

今年読む本としては実はリストしてなかったが寄り道的に読んで、それはそれ
なりにおもしろかった、という感じだった。

(2005/08/31くらいだと思う)