ピープルウェア 働きやすい職場を作る人間関係の極意

トム・デマルコ ティモシー・リスター

読み終えてから気付いたが、最近第2版が出ていた。 話題になっているわりには、古いなあ、と思いながら読んでいたが、どうりで。 なにしろ、原著は1987年、ソ連がまだある時代なのだった。Linuxもなく、 WindowsもDOSだった時代。IT産業(という言葉もなかった)は今とは全然違った のだろう。

それは差し引くことにして。でもなあ。あんまり現実感ないなあ。 という気持ちと、やっぱマネージメントは難しいわ。という気持と。

質を落してもよいと言うことは、技術者にとってはやるきを失なわせる。 机の面積、音、電話、窓、などは効率に重要であるから、戦え。 結局、一体感とかやるきとか、そういうことが、重要なのか。

うーむ。私は合格か?不合格だなあ。

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何の関係もなく、この本を読んでいるのと同時ごろ、「マインドマップ」について 興味を持っていた。 マインドマップで人生が変わるというのは言いすぎだけど、リスト的な配列ではな く、キーワードを並べる付箋的な2次元マップの方が意味を捉えやすいというのは 真であろう。マインドマップの欠点は、中心からの樹状の図しか表わせない(その 縛りが有効なのは認める)。多くの本が騎虎書房から出ている(冗談半分)。の2点だ ろう。 PCの用途の一つにアイディアプロセッシングというのもあったはずだが、調べて みるとわりと、その用途用のソフトは少ない。ただの付箋ソフトは、テーマ毎に 状態を保存できないのがいまいち。ということで、マインドマップソフトである、 FreeMindを、メモ帳として使うのもわるくない。

もうちょっと動きが速くて線を簡単に引けたらWemaもいいと思うんだけどなあ。

で、ピープルウェアのまとめにマインドマップを使ってみようかと思ったが、あまり よい形にまとまらなかった。

(2005/05/04)